Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

洗濯事情

2013-04-30 04:41:14 | Weblog
自分の住んでいる寮で洗濯できるようになるかもしれない、ということは先日書きましたが、今日実際に洗濯場まで行って、試しに洗濯してきました。

薄汚い地下空間の中にあって、「その扉」の向こうだけやけに近代的な異空間が広がっていて、まずはそこにびっくり(いつの間にこんな空間が出来上がっていたんだ)。係のおばさんに「乾燥機はあるのか」と聞いたら、「ない」とのこと。それじゃあ駄目じゃないかと思って引き返したのですが、部屋に戻ってしばし熟考。部屋には洗濯ものを干すハンガーと空間(というか紐を引っかけられる出っ張り)が足りないので、乾燥機がないと洗濯は難しいとこれまでは考えていたのですが、まあハンガーは買い足せばいいとして、洗濯紐も工夫次第では何とかなるのではないかという考えに落ち着きまして、改めて洗濯場へ直行。そこで実際に洗濯してきました。

初めての利用ということで、何やら署名させられました(それとも毎回自分の名前を記入するのか?)。そして無料という説明を受けました。ホントかよ。で、洗濯機も各自が自分で使っていいそうなのですが、今回は初回ということでやはり説明を受けます。が、ロシア語で洗濯機の使い方を説明されてもさっぱり分からない(何々の製品はダイヤルをここに合わせて~とか)。最新式の洗濯機らしく、妙に多機能。だからたぶん、日本語で説明されてもよく分かんなかったと思います。ボタンを押せばそれでOKという洗濯機でいいのに。しかもたくさんある洗濯機の種類はどれも異なり、その都度説明を受けなければ使えないぞ、これは。というか、一度説明されただけではさっぱりだったし。いやもうこれは、ロシア語力の問題ではなく、機械音痴の問題なのです。

次からは一人でやらないと駄目なのかなあ。係のおばさんがいるわけだし、毎回頼んでやってもらいたいのですが・・・。それと、洗剤を買わないとな。今日はおばさんのを分けてもらったけど、今度からは自前のを使わなければいけないみたい。寮によってサービスが全然違うなあ。でも無料ってのはすごいうれしい。

まだ試行錯誤は続きそうですが、自分の寮で洗濯する方向へは進んでいます。

ワールド・コスプレ・サミット in ロシア

2013-04-29 04:29:41 | お出かけ
WCS(ワールド・コスプレ・サミット)というのが毎年名古屋で開催されているそうなのですが、そのロシア大会(予選。つまりこの大会の優勝者が名古屋行きの切符を手にする)に行ってきました(もちろん見学者として!)。さすがにコスプレイヤーたちがわんさかいて、すごい熱気。というかカオス。

主にホールで見学していたのですが、疲れました。あんまり疲れたので、途中で抜けてきてしまったのですが、帰宅してからプログラムを確認したところ、残りはあとたった2つか3つだった・・・これなら最後までいるべきだったよ。ホールの様子はこんな感じ。



これはギルティ・クラウンの歌を歌っているところ。でもWCSもこんな感じかな。スクリーンにアニメの絵が映し出されて、舞台でコスプレイヤーたちが寸劇(?)を演じる、という。てっきりファッションショーみたいに舞台を練り歩くのかと思っていたら、ちょっとした芝居を演じていたのには驚きました。こんなだったんだ。『カードキャプターさくら』『リリカルなのは』『ヴァンパイア・ハンターD』『コードギアス』・・・。それにしてもロシアで『コードギアス』がこんな人気だったとは知らなかった。

WCSの始まる前にも、パノラマ部門(?)だかなんだか分からないけれど、WCSとほぼ同じようなステージがあって、そこでもコードギアスを演じる人たちがいました。

演目はシリアスなものからギャグに徹したものまで幅広い。

ちなみにホールの外ではコスプレの撮影会。


こちら人狼。ちなみに彼らはWCSにも参加。


こちら、たぶんD-Greyman. カンダとアレンですね。このマンガ(アニメ)もロシアですごい人気があるみたいで、歓声が飛んでました。

いやあ、むしろ日本ではこういうのを見る機会ってあんまりなかったので、よい思い出になりました。

ちなみに、途中で抜けてきてしまったので、優勝者は知りません。

手作り感が漂い、どことなく学芸会を思わせさえしたのですが、コスプレの衣装のレベルは高いと思います。あとコスプレイヤー自身のレベルも。ただ、5時間も見ているとさすがに疲れてしまった。

せっかく座席指定券を購入したのに、ロシア人は誰も座席番号を守らずに各々が勝手な席に座るので、座席指定券を買った意味が全くなかったのにはちょっと閉口。でもあとは楽しめました。

で、今日の文章を読んで下さってくれた方々はもう察していらっしゃるかもしれませんが、きれぎれでまとまりがないのは、何度も言うようにすごく疲れているからです。というわけで、お休みなさい。

良さそうなことと悪そうなこと

2013-04-28 03:31:04 | Weblog
まず悪そうなことから。以前、大学構内に入る際には学生証を見せねばならないこと、そしてぼくの場合は学生証のスタンプが消えかかっているので制止されることがあることを書きました。あれからしばらくは何のお咎めもなくやり過ごせていたのですが、ここ最近はしょっちゅう制止されるようになってしまいました。で、きのう聞いた話なのですが、場合によっては学生証を没収されることがあるそうです。その間は学生証の代わりに紙切れを渡されて、それが学生証としての効力を発揮するそうなのですが、しかし1週間ほどでその効力は切れるそうです。その一週間で学生証の再発行の手続きをしなければいけないらしい。すげえ嫌だな。没収されるのも嫌だし、再発行の手続きをするのも嫌だ。学生証は寮を出入りする際にも毎回必要なので、その紙きれで本当に大丈夫なのかも心配。

で、問題は5月から連休に入るってこと。もし月曜日に学校へ行って、その日に没収されたら、再発行の手続きができないかもしれないんですよね。というのも、事務もお休みだろうから。連休は2週間続くので、もし学生証の代用となる紙切れの効力が本当に一週間だとしたら、連休後半に効力が切れて、まずい事態になるわけです。ロシアという国は、こういう事情を全く考慮しないので、再発行ができない連休中にも平気で学生証を没収してしまうことは、大いにありうるのです。だからちょっと考えました。→連休中は、学校に行かない! 月曜日は授業あるんですけど、休む! これが最良の手段です。

連休が終わったら、たぶんぼくは学生証を没収されてしまうでしょう。でも再発行の手続きは可能なので、まだ何とかなります(よね?)。

次に、良さそうなこと。ぼくの住んでいる寮には洗濯場がなかったのですが、どうやら洗濯機が地下の部屋に設置されるようなんですよね。エレベーターの横の壁に張り紙があって、それにそのようなことが書いてありました。知らない単語のオンパレードだったので、辞書を引き引き「解読」したのですが(辞書にも載っていない単語が幾つかあった)、「解読」が正しければ、この寮でも洗濯が可能になるようです。もしそうなったらすごくうれしい。今までは、近くにある別の寮まで重い洗濯物を持って歩かなければならなかったので。晴れている日ならまだいいですが、雪の日にも行かないといけないのはきつかった。強い雨の日に持参した記憶がないのは、単に運がよかっただけ。でもこれからは雨の日だってあるだろうし、それを考えると憂鬱だったのですが、自分の寮で洗濯できるんだったら不安は解消されます。何より楽だし。ただ、今日の夕方に地下の洗濯場を探してみたのですが、見つかりませんでした。閉まっている部屋があったので、あそこかなあ。いつから開くのだろう。ともかく今度試しに利用してみたいと思います。ただ、乾燥機もあるんだろうな(なければ意味ない)・・・

それにしても、洗濯場のない寮って・・・とんでもない寮に住んでいるもんだ。

ハチャプリ!

2013-04-27 03:50:43 | お出かけ
今日はグルジア料理のお店に行ってきました。で、そこで食べたのが「ハチャプリ」。有名なグルジア料理らしいです。どんなものかというと、ピザを想像していただければいいのです。ああいうやつです。ただし、ピザほど具がたくさんトッピングされているわけではなく、またピザよりも全体的に柔らか。より優しい味です。ぼくは、半熟卵(というかほとんど生卵)の乗っかったハチャプリをいただきました。パン生地の中にはとろりとしたチーズが入っていて、とてもおいしかったです。これだったら週に一度の割合で食べてもいいくらい。お店のHPには、「ハチャプリは21世紀のピザだ」なんて書かれていて、ホンマかいなと思っていたのですが、いやいや実際おいしくてびっくりです。東京でも食べられる場所があるようなので、帰国したら食べ比べてみよう。でもその前に、もう一回くらいはまた立ち寄って、別のハチャプリを(あるいは別のグルジア料理を)食べてみたいものです。

来週から連休なんですけど、休みの合間の授業が一つ休講になりそうです。そうすると、ほとんど2週間ずっとお休み、ということになるかも(月曜日だけ授業あり)。2週間の休みかあ。何しようかなあ。活発な人はどこかへ旅行に出かけるようですが、う~ん、迷う。自分の場合は勉強するのが筋なのですが・・・。でもけっこう暇になってしまうなあ。

5年経っていた

2013-04-24 03:11:10 | Weblog
ブログ開設から5年が経っていました、いつの間にか。5年も続いたのは、小学校生活と大学生活くらいです。随分長いことやっているんだなあ。

そして、耳すまのモニュメント除幕式から1年が経っていたのでした、いつの間にか。あの当時はまだ、自分のロシア行きが決定していなかった頃です(たぶん)。

この一年の間に色んなことがあったけど、将来のために大事なことは全然できていない。というか、しようとしてもおじゃんになる。せっかく苦労して仕上げたものが蹴散らされる感じ。

失敗から学べることは確かに多いけれども、自分の場合は失敗ばかりしているので、ほとほと嫌になる。いっそのこと全部を投げ出しくなる。理解しがたいと言われても他に道などないって覚悟を決めることもできないしさ。

そういやあamazarashiの周辺が騒がしいですけれども、こんなことで有名になってほしくないなあ。

                       ・・・

今日の夕飯は200ルーブルもして、驚愕しました。サーモンが75ルーブル、パスタが120ルーブルって、どっちも高過ぎでしょう。ぼったくりだよ。

壊れかけの紙パック

2013-04-23 03:25:19 | Weblog
今日、寮の売店でジュースを買ったところ、それが壊れかけの紙パックに入っていました。売店では自分で選べないのですが、なんでわざわざこれを寄越したんだと思うとちょっと腹立たしい。まあ、替えてもらうよう頼めば済む話なんですが、電話に夢中になっていて(もちろん売店のおばさんの方が)、こちらの話に聞く耳もたないと言うか、お願いしようとしたらさっさとどこかへ消えてしまったわけです。仕方ないので壊れかけの紙パックを抱えて部屋に戻りました。よくよく点検してみると、明らかに中味が滲み出した形跡があるのです。で、上から糊で改めて閉じ合わされている。これ大丈夫なのかよ、捨てた方がいいんじゃないだろうか、と思いつつ、とりあえず冷蔵庫に。

しばらくして、もう一度点検してみましたが、やはり滲み出した形跡はそのまま(当たり前だけど)。まあしかし試しに味を確かめてみるかな、と考えて、恐る恐る封を開け、コップに注いでみる。そしてちょっと味見をしたら、別に異常なし。やれやれ大丈夫かもしれないぞ、と思い直して、次はごくごく飲んでしまいました(喉が渇いていたのです)。日本だったら間違いなく返品ものだけど、ロシアではこれが普通に売られ、そして飲まれている!

それと、今日は近場でシャツを買ってしまいました。1000ルーブルちょっとしたけど、「今週だけの安売り」という文句に釣られてしまった。通常より500ルーブル引きなので、確かにお得ではあったのだけど。そんなに好みのデザインじゃないんですが、安いのがそれくらいだったので、仕方なく・・・。ま、着るのはロシア限定かな。今は春のセール中なのかなあ(遅いけど)。

あまり書くことが・・・

2013-04-22 03:55:45 | Weblog
そうそう毎日書くことがあるわけじゃないんですけど、憂鬱な記事を書いた後に更新しない日があると、人に心配をかけてしまう場合もあるようなので、なるべく更新したいと思います。

といっても書くことがないな。というか書けることがない。いくつか出来事はあったのですが、ちょっと制約がありまして、書けない。まあ書いてもいいのかもしれないけれど、自分のことだけじゃあないし、やっぱり書かない方がいい。

そういえば、部屋を引き払う際に、自分が購入したものは全て残していってはいけないようです(やっぱり)。冷蔵庫も。どうすりゃいいんだろう。いや売ればいいらしいんですけど、どうやって売るんだろう。廊下に張り紙を出して、「売却」とでも書けばいいんでしょうかね。プリンタがないので手書きだろうか・・・。ああ、なんか気が重いなあ。こういうのがすごく嫌い。交渉事っていうのかな、そういうの。

来週から連休です。日本だけではなく、ロシアでも5月の最初は連休なのです(ちょっと飛び飛びだけど)。早く来週になれ。

失われてしまった歳月

2013-04-20 05:02:13 | Weblog
今日は気分の波が激しい。「研究を続けてみよう」と意欲が高まったり、「もうすっぱりやめてしまおう」と意欲が減退したり。それが今ですけど。でも、実はこれは意欲の減退ではないんだよな。冷静な自己分析の結果というか。で、そうしているうちに、なんだかひどく悲しくなってきました。

ちょうど10年前はとても楽しかったなあ。時の経つのを忘れていられた。でも8年くらい前から、段々と状況は悪くなってきて、今から振り返ると無駄な時間を過ごしてしまったという悔恨が強い。無駄な時間というのがありうるのかどうか分からないけれど、でもとにかく間違ってしまったという思いがあるんだよな。道を誤った。そしてもう引き返せない。新しいことを始める気力なんてありはしない。惰性はあくまで惰性なので、いつかは止まるものだ。もうそろそろ、そういう頃なのだと思う。

こうやってうじうじ悩んでいると誰かから蔑まれるのではないかという恐怖を覚えながらこれを書いています。

動きが完全に停止したとき、ぼくは死ぬのだろうか?いや、何か想定外のことが起こらない限り、生存は続けるだろう。でもたぶん、社会的には死ぬのだろうな。なんか、それでいいような気がする。間違った道を歩み続けるよりも、どこかで立ち止まって社会的に抹殺された方が、いいような。

不屈の意志とか、たゆまぬ努力とか、そういうのは全部苦手だ。

親から衣食住の世話をしてもらいながら生き延びることに何か大きな意味があるとは思えないのだけど、かといって社会的に自立した生活を自分が送れるようになるとはとても思えない。ロシアから帰国したら、ひっそりと実家で暮らしていきます。そしてひっそりと死んでいくんだろうな。ああ、自分の一生とは何だったのだろう。でもそれもまた人の一生か。

アニメーションばかり

2013-04-18 03:49:00 | アニメーション
今日は学校を休んで、YouTubeでロシアの短編アニメーションを観ていました。昨夜も観ていました。信じてもらえないかもしれないけれども、一応これも(ぼくにとっては)勉強の内なのです。何本観たかもう分かりませんが、よくできていたのは二つかな。そのうちの一つは、世界を見る目が新鮮で、はっとさせられました。こういうふうに、世界を見ているこちらの眼差しに目薬を差してくれるような作品はすばらしいですね。

で、さっき某アニメーション・サイトでアニメーションに関するロシア語の記事を読んでいたのですが、ペテルブルグにはアニメーションを子どもたちの精神療法として用いているスタジオがあるとか。精神療法として用いる、と書くと語弊があるかもしれませんが、難病を患っている子どもたちと一緒にアニメーションを制作するスタジオのようです。モスクワにも同様のスタジオが誕生したそうですが、ただそこにはプロのアニメーターがまだいないらしいです。日本には、アニメーターとしての技術はあっても環境が劣悪で仕事を続けられない例が多いみたいですが(つまりプロの技術を持て余している人が多い)、こういう需要と供給のアンバランスさは残念です。

先日、古書店でヒトルークの二巻本を見つけたのですが、買うべきかどうか少しだけ迷って結局買いませんでした。別にヒトルークが好きなわけじゃないしな、と思ったのですが、今から考えると買っておいてもよかったかなあ。どうせ読まないだろうけど、いつか誰かの役に立つかもしれないし。

春、到来。

2013-04-17 04:01:28 | Weblog
モスクワはすっかり暖かくなりました。一週間で10℃ほど気温が上昇、昨日も今日も16℃くらいでした。来週はまた少し冷え込むようですが、それでも8~9℃くらいみたいで、もうそんなに寒くないはず。雪もほとんどがどこかへ運ばれてゆき(自然に溶けるのを待つのではなく、雪の山を解体してどこかへ運び去るのです)、もう街中ではあまり目にしません。

ぼくも急いで春支度を整えなければ。薄めの長袖のシャツが一枚ほしいのですが、安いお店ないかなあ。大型のショッピングモールは安いけれども郊外にあって交通が不便で行きたくないんですよね。かといって近場のお店は皆高い。露天で買ってもいけど、ものが悪いし試着できないからなあ。ユニクロもあるにはあるけど微妙に遠い上に、ロシアでユニクロを買うってことにちょっと抵抗があったり。

そういえば、全然関係ない話ですが、ロシアには『コーフェ・ハウス』(カフェ・ハウス)という喫茶店のチェーン店があり、その系列店(だと思う)に『アジア・カフェ』というお店があるのですが、そこがチキンカレーを提供していることを先日知りました。しかもこのアジア・カフェは、最寄駅の傍にも店を構えている!やった、これで遠くまで行かなくてもカレーが食べられるぞ。265ルーブルだからやや高いですが(飲み物の100ルーブルと合わせて1100円くらい)、たまの外食にはいいかもしれません。もっとも、一体どんなカレーを出してくるか少々怖い気持ちもありますが、今度一度入ってみよう。ロシアでは水のサービスがないのが当たり前なので、飲み物を注文するはめになるのですが、その飲み物がやたら高いのが悩みどころです。

そろそろ、あれもしなきゃこれもしなきゃ、という時期になってきましたね。寒さの厳しい長い冬は外で活発に動けないので、これまでは大学や寮中心の生活でしたが、春が来た今こそ、活動するチャンス。よし、本屋を巡ろう。そして服屋を探そう。

油断

2013-04-16 00:09:26 | 本一般
昨日は劇場をはしごしてしまったので、かなり疲れたのですが、今日も学校帰りにモスクワの目抜き通り周辺を歩き回ってへとへとになりました。

今日の目的は書店巡り。が、肝心の書店が見つからなかった。今朝まで何度もネット上・地図上で位置を確認して、絶対に見つかるはずだと確信していたのですが、駄目でした。さきほど部屋に戻ってきて、もう一度ネット上で位置を確認しましたが、合っている。おかしい。と思って更に調べてみると、今日どうして自分が探し出せなかったのか、理由が分かりました。これらの書店(二つ探していました)は、「○○書店」という看板が表にかかっていないどころか、いったん別の建物の中に入らなければ見えないところにあったのです。そしてその「別の建物」には、「この中に書店がある」という表示が一切ないというわけです。見つかるわけないよ、こんなの。だってその先に書店があるかどうか分からないのに、重たいドアを開けて、入るのを躊躇うような立派な建物の中に足を踏み入れるなんて、普通しないと思う。ここにある、ということを知らなければ絶対に見つからないところにあるなんて、おかしい。

とはいえ、事前にもっと調べておけば見つけることができたはずなのに、それを怠ったがために今日は無駄足でした。これは、自分が油断したと言っていいでしょう。モスクワの街の雰囲気にも少し慣れてきて、余裕をかましてしまったかもしれません・・・。いやしかし、二つの内の一つのお店は、別の建物(図書館)のドアを開けた向こうにある、ということは把握していたのです(もう片方のお店は知らなかったけど)。でも、肝心の図書館が見つからなかったんですよね。これもちょっとひっかけみたいな感じで、通りの反対側に図書館があって、それにははっきり「図書館」と書いてあったので、図書館とはそういうものなのだろうとみなしていたのですが、必ずしもそんなにはっきりと表示されているわけじゃあないようなんですよね。しかも、この正しい方の図書館の前は、いま工事中で、ゆっくり探す余裕がなかったのです。

う~む、モスクワの書店は、「ドーム・クニーギ」とか大型書店は大通り沿いにあって見つけやすいけど、小さな書店は探し出すのに骨が折れます。日本だったら、仮に奥まった所に店を構えていたとしても、店先に100円均一の本を出していたりするから、容易に見つけられます。でもモスクワはそうじゃないんですよね。必ず扉の奥にある。そしてその扉は、場合によっては別の建物の扉の奥にある。

次こそ探し当てたいと思います。

ところで今日は結局馴染みの書店で本を買いました。『シンボリストからオベリウトまで』という詩のアンソロジーです。10年ほど前に刊行された2巻本で、前々から「欲しいけど注文するほどではないな、実物と値段を見比べて買うことにしよう」くらいに思っていたものです。で、2巻揃いで800ルーブルというそこそこのお値段だったので、購入を決めたのでした。あともう一冊、文学関連の色々な論文が収録された本を買って、帰途に就いたのでした。

そういえば、昨日はマンガ専門店に行って、マンガとマンガの評論集を購入しました。それについては、いずれ書きたいと思います。

怒られる

2013-04-13 05:39:03 | Weblog
午前中 部屋にいたら、事務のおばさんが入ってきて、この階の住人は後で「116室」に行きなさいと言う。掃除の件だとか。さっぱり訳が分からないけれど、昼前に116室に行く。ノックしても誰もいないので、しばらく外で待ち呆けていたら、痩せたおばさんがその部屋の鍵を開けて入ってゆくので、挨拶して中に入れてもらった。用件を言うと、「なんであんたは5階を汚くするのよ」と突然怒られた。さっぱり訳が分からないので黙っていると、「あんたは何も分からない(知らない)のね、出て行きなさい」と追っ払われた。意味不明。

さて、モスクワにはギレヤ書店があるのはよく知られていると思いますが(専門家の間では)、その書店は去年の春に閉店してしまったようです。いやギレヤ出版はもちろん存続していますが、ギレヤという同じ名前を冠した書店はなくなってしまったのです。ギレヤ出版とギレヤ書店との詳しい関係性は知りませんが、2011年に書店の所有者が替わって、それから両者の関係は断絶してしまったようです。なんだかよく分からないけれど、ギレヤ書店がなくなってしまったのは残念だな。

本屋と言えば、ネット上で20店舗くらいの書店の情報を収集。主に文学関係。今月末から実際に足を運ぼうと目論んでいます。この20店舗を地域毎に8つのカテゴリーに分類して、全部で最低でも8日かけて探索しようと考えています。が、毎週出かけたとしても単純計算で2カ月かかるわけで、時間が足りないかも(あとお金も)。すると週に2日か(お金は尚更足りないけど)。

そういえば、帰国便のチケットを購入しました。ちょっと早いですが、今なら安いそうなので。

モスクワは暖かくなってきました。気温はまだ一ケタだけど、真冬の格好だとちょっと汗ばむくらい。来週からは二ケタが当たり前になりそう。

残念な話

2013-04-11 04:38:37 | Weblog
書店に注文した本が届かないので、状況を聞きに行ったら、近いうちに1冊だけ渡すが、あとは駄目になったという意味のことを言われました。理由はよく分かりません。くそう・・・。最悪だ。

大学から寮に帰ってすぐ、部屋でジュースを飲んでいたら、ドアを若い男の人が突然がちゃりと開け、隣の部屋がどうのこうのと言い出しました。いま帰ったばかりだからよく分からないんですが・・・と言ったら、去って行きました。なんだろうと思ってとりあえずジュースを飲み、それから部屋を出てみたら、トイレの前が水浸しであることに気付きました。これはまずいことになったぞと、状況を把握しきれないまま困惑しましたが、厄介なことが起こる前に夕食を取っておこうと思って、普段より早めの時間に食堂へ。そして部屋に戻ってきて、トイレを確認しましたが、相変わらずの事態。仕方ないから部屋の設備関連の事務室に行って、事情を説明(と言っても、「水が」と身ぶりで示しただけだけど)。そうしたらどこかへ電話してくれました。どうやらこの事態は既に知られているらしく、大丈夫とのこと。何が大丈夫かよく分からないけど、とりあえず部屋に戻りました。そうしたら、なるほど水の滴りは止まっている。でもトイレの壁が濡れており、電気もつきません。これはやっぱりまずいよなと思って、また事務室へ。そこで改めて事情を説明(今度は一応文章で)。「水のせいでトイレのスイッチがつかない。だからトイレに入ることができません」と言ってみたら、「ドアを開けたままにすればいいのよ」と笑いながら言われました。苦笑するしかないので苦笑したら、「もう一度電話してみるわ」と、どこぞへ電話。今度は「すぐに見に行くわ」ということになって、部屋で待機してたら、業者が来てトイレの前でごそごそやって、帰って行きました。様子を見てみたら、トイレの電気がちゃんとついている。ふう。

そして先程、びしっとした服装のおばちゃんがやって来て、「指令書(?)よ」と言って一枚の紙切れを見せてきました。「読んで下さい」と言われたのだけど、A4一枚とはいえロシア語の文章を直ちに理解することはできないわけで、いい加減に目を通して(目を通すふりをして)、名簿にサインしました。いずれにしろ寮の住人は全員サインしているようだったし(名簿リストはほとんど埋まっていた)、サインしなければ事は進まないので、なんだか不安だけれども仕方ないですよね。でもあの紙には何が書かれてあったんだろうな・・・。厄介なことでなければいいのだけれど。

ところで、最近は演劇を観に行く機会が何度かあるのですが、14日にも出かける予定です。で、いまさっき知ったのですが、20日ってヒトラーの誕生日らしくて、この時期はアジア系の人たちはロシアの民族主義者たちから狙われる危険が高まるそうなのです。身の危険が迫るときなのです。こういうのは昼間は大抵平気なものですが、夜は危ないものです。しかし14日は夜に外出せざるを得ないわけで、嫌だなあと。少なくとも20日は部屋に籠ってようかな。

おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある

2013-04-09 03:22:13 | Weblog
きのう書いた天気予報、「17度・18度・18度」が「6度・6度・11度」に変わってました・・・。いやいや変わり過ぎだろ。ただその代わり、今週末から11度以上になるそうです。もちろん、これも明日になったらまたガラッと変わっている可能性はあるのですけれども。

先週は、『性善説』のことを書いてからというもの、閲覧数が3000回に迫る日々が続き、amazarashiバブルの観を呈していましたが、ここ何日かで落ち着いてきました。

さて、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」というのはルフィの名言ですが、ぼくもこの台詞好きですね。ぼくは自分でも、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」と思っているし、あるいは「おれは一人では生きていけねェ自信がある」と思っています。こんなことを書くと、「あら情けない男ね」と軽蔑されそうですが(ルフィの言葉だからこそ感動的ってのはあるよね)、ぼくは助けてもらうことに何の抵抗も感じないし、それを恥だと思わないので、軽蔑する方がどうかしてる気がする。

世の中には、助けてもらうことに非常な抵抗を感じたり、恥だと思っている人がいるみたいですが、ぼくはそういう人とはたぶん折り合いが悪いと思います。なんでそんなに一人で生きることに拘り、虚勢を張るんだろうと不思議でならない。皆に助けてもらってばかりで、「あいつは一人じゃ何にもできない腐れ野郎だな」と陰口を叩かれようとも、ぼくには助けてもらうことがいけないことだとはどうしても思えない。

そもそも、人間というのは誰かに必ず助けられて生きているものなんじゃないのかなあと、素朴に感じるわけです。だから、自分は一人で生きていると主張する人、誰かから手助けされることを恥だと感じている人は、周囲の支えが見えていないのではないかと思うわけです。

ぼくなどは、とても弱い人間なので、周囲の支えがなければここまで生きてこられなかったはずです。だからこそ、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」。なんていうかな、自分ほど弱い人間だったら、一人で生きていけるはずがないんです。だから、絶対に誰かが陰で助けてくれていた(いる)はずなんです。

ただその一方で、日本に一時帰国する前後の時期は、ロシアで本当に孤独で、精神的に参ってしまいそうでした。だから、確かに一人で寂しいときはあります。ぼくはそのとき、心の中でいつも呟いていましたよ、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」と。こんな状況は自分には過酷なのだと。しかしぼくはこのとき、ルフィの次の台詞を忘れていたのでした。魚人のアーロンに「てめェに一体なにができる?」と嘲笑されたルフィは、こう答えるのですね、「お前に勝てる」。

やべえ、かっこいい。・・・いやそれはいいとして、この「お前に勝てる」に相当する部分を探さないといけないな、と思う次第です。家族や友人に感謝する一方で、自分の強みも発見し、磨かねばならないよな、と。

期待

2013-04-08 00:58:22 | Weblog
いつも見ている天気予報では、今月21日・22日・23日の最高気温が17度・18度・18度と予想されています!本当か?本当なのか?このサイトでは、ひと月近く先まで予報してくれるのですが、当然その予報は日が経つにつれてころころ変わるわけで、先の予報はあんまり当てにしていないのですが・・・それでも・・・これじゃあ期待してしまうじゃないか。

先月に比べればだいぶ暖かくなったとはいえ、最高気温はまだ+5度前後でして(最低はマイナス)、やはり寒い。やっぱり15度くらいにまで上がってこないことには、本当に暖かくなったとは言えないよな、なんて考えていた折に、その予報を見たら、なんと18度! 21日まであと二週間か。長いような短いような。短いような長いような。

もっとも、24日からは11度くらいの日が続くみたいなのですが。早く春よ来い。

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最近、緑黄色野菜をほとんど摂取していない気がします。果物は果汁100%ジュースで補っているのですが、野菜ジュースは嫌いなので(というか野菜ジュースあったっけ)。近いうちにパプリカでも食べとくか。ピーマンは大嫌いだけどパプリカなら我慢できる。

ところで、こちらには飲むヨーグルトがけっこう置いてあって、それがなかなか美味しいのです。普通のヨーグルトも美味しい。飲むヨーグルトは冷蔵庫に常備しておきたいところですが、1本150円くらいするので、何気に高いんですよね。しかも今月はなぜだか金欠気味だしな(あ、外食のせいかな)。飲みたいけど飲めない。でもやっぱり買ってしまおうか・・・。

ああ、下らないことかもしれないけど、悩みの種は尽きない。