Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある

2013-04-09 03:22:13 | Weblog
きのう書いた天気予報、「17度・18度・18度」が「6度・6度・11度」に変わってました・・・。いやいや変わり過ぎだろ。ただその代わり、今週末から11度以上になるそうです。もちろん、これも明日になったらまたガラッと変わっている可能性はあるのですけれども。

先週は、『性善説』のことを書いてからというもの、閲覧数が3000回に迫る日々が続き、amazarashiバブルの観を呈していましたが、ここ何日かで落ち着いてきました。

さて、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」というのはルフィの名言ですが、ぼくもこの台詞好きですね。ぼくは自分でも、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」と思っているし、あるいは「おれは一人では生きていけねェ自信がある」と思っています。こんなことを書くと、「あら情けない男ね」と軽蔑されそうですが(ルフィの言葉だからこそ感動的ってのはあるよね)、ぼくは助けてもらうことに何の抵抗も感じないし、それを恥だと思わないので、軽蔑する方がどうかしてる気がする。

世の中には、助けてもらうことに非常な抵抗を感じたり、恥だと思っている人がいるみたいですが、ぼくはそういう人とはたぶん折り合いが悪いと思います。なんでそんなに一人で生きることに拘り、虚勢を張るんだろうと不思議でならない。皆に助けてもらってばかりで、「あいつは一人じゃ何にもできない腐れ野郎だな」と陰口を叩かれようとも、ぼくには助けてもらうことがいけないことだとはどうしても思えない。

そもそも、人間というのは誰かに必ず助けられて生きているものなんじゃないのかなあと、素朴に感じるわけです。だから、自分は一人で生きていると主張する人、誰かから手助けされることを恥だと感じている人は、周囲の支えが見えていないのではないかと思うわけです。

ぼくなどは、とても弱い人間なので、周囲の支えがなければここまで生きてこられなかったはずです。だからこそ、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」。なんていうかな、自分ほど弱い人間だったら、一人で生きていけるはずがないんです。だから、絶対に誰かが陰で助けてくれていた(いる)はずなんです。

ただその一方で、日本に一時帰国する前後の時期は、ロシアで本当に孤独で、精神的に参ってしまいそうでした。だから、確かに一人で寂しいときはあります。ぼくはそのとき、心の中でいつも呟いていましたよ、「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」と。こんな状況は自分には過酷なのだと。しかしぼくはこのとき、ルフィの次の台詞を忘れていたのでした。魚人のアーロンに「てめェに一体なにができる?」と嘲笑されたルフィは、こう答えるのですね、「お前に勝てる」。

やべえ、かっこいい。・・・いやそれはいいとして、この「お前に勝てる」に相当する部分を探さないといけないな、と思う次第です。家族や友人に感謝する一方で、自分の強みも発見し、磨かねばならないよな、と。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人生と孤独。 (春目漱石)
2013-04-09 10:17:36
人生とは何だろう?


人間は、みんな孤独、ひとりぼっち。


でも、あなたは、けっして一人ではない・・・・。


   
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Unknown (ペーチャ)
2013-04-09 15:46:15
春目漱石さん、コメントありがとうございます。
人間は本来的に一人で生きていくべきものではないと思っていますが、一方で孤独を感じることも確かに多いですね。
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Unknown (矢車草の葵)
2013-04-16 12:47:13
ものすごく共感します。人は一人で生まれてきてひとりで死んで逝きます。でも人は一人では生きていけないですよね~。ホタルの墓というアニメが私は嫌いです。私みたいな人生ひとつとっても人は必ず誰か助けてくれるひとがいるものです。節子の兄はわかるけどなぜ頭を下げて助けてもらわなかったんだろう。どんなにひどいことをいわれても耐えて節子を守るべきだったでしょう。快く助けてくれる人ばかりではありません。あまえればいいんですよ。あとで恩返しすればよいことですよね^^
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火垂るの墓 (ペーチャ)
2013-04-16 23:53:16
『火垂るの墓』における清太の行動については、2009年夏にこのブログで感想を書いています。お暇でしたら感想欄含めて読んでみて下さい(「清太よ・・・」というタイトル)。
http://blog.goo.ne.jp/khar_ms/e/d7fc6c9cb3a4a805d6dd2ddbade14d4b

そこでも書いていますが、14歳の少年が4歳の少女を守れなかった廉で非難されることは絶対あってはならないと思っています。ぼくはこの14歳の少年に共感するものです。もちろん、これはぼく個人の考えなので同様の感想を強制するつもりはありませんが、でも節子にではなく清太に感情移入することで見えてくるものは、節子に感情移入したときとはまるで違ったものですよ。名作は様々な視点から鑑賞することが可能で、そしてその角度に応じて様々な側面を見せるものです。
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Unknown (矢車草の葵)
2013-04-17 15:43:53
ありがとうございます。ブログ読ませていただきました。ちかいうちにもう一度別の角度からみてみたいとおもいます。作品は比較するべきものではないですが…おしんとはだいぶ違うテーマなんですね~
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ぜひ (ペーチャ)
2013-04-17 21:13:41
『おしん』は通して観たことがないので何とも言えないのですが・・・でも色々な作品と比較することで浮かび上がってくるテーマやモチーフもあるので、多くの作品を観ておくのは必要だなと感じます。いずれにしろ、ぜひ『火垂るの墓』を見直してみて下さい。
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火垂るの墓をみて (矢車草の葵)
2013-04-28 10:13:29
火垂るの墓もう一度見ました。感想はそちらに書かせていただきました。私は年とったせいかあたまでかんがえることばかり覚えて感受性も鈍くなってます。ペーチャさんのような若い感受性やCPUの手助けが必要です(笑)よろしくお願いします。
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おち (矢車草の葵)
2013-04-28 10:15:46
俺は若い人に助けてもらわねえと絶対生きていけねぇ自信がある
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