Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

論文集ができあがったのだけれど

2011-02-05 01:16:58 | お仕事・勉強など
で、論文集を一冊に、抜き刷りなるものを20冊もらいました。抜き刷りというのは、論文集に掲載された自分の論文だけが簡易製本された冊子のことです。なんのことだかよく分からなかったのですが、こういうことか。20部ありますと言われて、そんなにもらってもしょうがないなあとは思いましたが、断るわけにもいかないので、とりあえず頂きました。

で、この抜き刷りなるもの、一体どうすればよいのでしょう。20部もあるということは、誰かにあげるものなのでしょうか。でも、誰に?まさか親戚中に配るわけにはいかないし、友人にあげるにしても、そんなに大勢がもらってくれるわけではないでしょう。20部もどうすりゃいいんですかね。

薄っぺらいので、20部とはいえそんなに大変な物量ではないのですが、自宅に同じものがそんなにたくさんあってもなあ。

誰かもらってくれる人いませんかねえ。しかし、論文集という本ではなく、あくまでぼくの論文だけが製本された冊子なんですけどね。そんな奇特な方はいらっしゃるでしょうか・・・。それにしても、自分の論文を宣伝したりするのは恥ずかしいなあ。

アヌシー

2011-02-03 23:38:55 | アニメーション
メディア芸術祭で、アヌシー、オタワ、ザグレブの各映画祭のセレクションを見てきました。
全体的なことを言うと、アヌシーの作品が一番おもしろかったかな。もっとも、映画祭同士でかぶっている作品もあるんですけどね。ただ、そのおもしろかったアヌシー作品、半分くらいは既に見たことのあるもので、その点は少しがっかり。がっかりと言うと変かもしれませんが、でももっともっと新しい作品を見たかったので。

再見組の一つ、「ジャン・フランソワ」については以前感想を書いたことがあったでしょうか?初見の際もなかなかいいなと思いましたが、今日はよりいい作品だと思うようになりました。水泳王の孤独を描いているのですが、それがなんとも詩的なんですよね。台詞は一つもありませんけれども、「ただぼくは、あの浮(うき)に触りたかっただけなんだ」という内的独白が聞こえてきそうな、その何と言いますか、遠くのものを追い求めて追い求めていく過程で、あまりにも自分が強くなりすぎ、社会的な名誉も得て、しかしそういったことは実は彼には無関係なのであって、ただただ「それ」を自分は求め欲していただけなのだったという、孤独が浮き彫りにされていく様は、心に響きました。その意味で、浮とのツーショットというラストカットは行き過ぎの感もあり、それに手を伸ばすシーンで止めてもよかったのかな、と。

「カンフーバニー3」という作品は初見ですがおもしろかった。中国やるなあ、と。格闘シーンはコテコテなのですが、キレがあってよい。最初は「またか」というような感じかなと思ったら、笑えてスピーディで、いい意味で想像を裏切られました(展開は予想通りですけどね)。

「日々の音色」はかなりの力技という気もしますが、これもよかった。これを何と伝えればよいものか・・・個々の映像をつなぎ合わせて一つのまとまりのある画面に再構成しているのですが・・・ともかく、ぼくにとっては驚きで、それに平和な作品でした。

ちなみに、オープニング・アニメーションがすばらしかったのですが、あれは誰が作った何という題名の作品なのでしょうか。気になる。

貸し出し中

2011-02-01 21:11:42 | Weblog
図書館に行ったら、目当ての本が借りられていた。
このくそ忙しいときに、なぜだ。
しかもマイナーな作家の本なのに。
ぼくにとっては専門とかぶる作家なのですけれども、その借りた主はどうなのだ。レポート目的なのか?ええ、それじゃあぼくと一緒じゃないか。でもぼくは専門とかぶるのだ・・・

これからその人がこの作家に専心しだしたりするとちょっと困るなあ。場合によっては競合してしまう。本が借りられなくなってしまう!どうか、レポートだけにしといてくれよ。