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ムシトリナデシコ満開



満開のムシトリナデシコにやって来たアゲハ。
蜜を吸うために口が長く伸びています。
口吻(こうふん)というそうです。
たくさんの蝶や蜂が口吻を伸ばして
集まって来ます。





知らないひとは蝶か蛾か蜂かと思うでしょう。
こういうのもさかんにやって来ます。
花にとまらずに飛んだまま蜜を吸う。
ヒメクロホウジャクです。
漢字で書くと姫黒蜂雀。
触角が無ければ鳥のようでもあります。



ヒゲナガハナバチはこんなしっかりした口吻を伸ばします。



ニホンミツバチは少ないけれど、ヒゲナガハナバチが活躍しています。



トラマルハナバチ。
ミツバチよりかなり大型ですが
クロマルハナバチ同様、ミツバチの仲間で
性格はいたって温厚。
ミツバチ同様、受粉を助けてくれる
大変ありがたい蜂です。

蜂のことなんかどうでもいいと思っているひとがいたら
それは大きな間違いです。
先日も話題にしましたが、彼らがいてくれないと
農業に大きなマイナスになります。
食料問題にもつながってきます。

人間は独力で生きているのではなく
あらゆる生命、あらゆる存在に生かされています。
太陽、雨、海、川、大地、微生物、植物、昆虫・・・
私たちはデカルトが考えたような
思惟実体(レス・コギタンス)ではありません。
我思うゆえに我在りなのではなく
蜂も含めたあらゆる存在に生かさている・・・
(香山)