さて、その5の続きです。
そうやって、カフェなど食事するところを選ぶかのように、歯科を選ぶとします。
立地から入るのもいいでしょう。
電車の駅が近い、車の駐車スペースがある、
二階にあるけどエレベーターがある、などを普通に選択肢とするのもいいのではないでしょうか。
また、外観は重要です。
高級な感じのレストランに、簡単に足を運ぶ方もいるでしょうが、簡単に足を運ぶ決心はできますか。
歯科でも同様と言えるでしょう。
カジュアルでお洒落な外観の歯科がいいならそちらを選ぶでしょうし、昔から馴染みのある病院らしい病院を選びたい、というのもあるでしょう。
店には表に植木が植っぱなしのものがあったり、
看板が褪せていたままだったり...
という所もあるでしょう。
その歯科はどんな外観ですか。
大抵外観は、院長の好み、そこの経営者達の性質に近いものになっています。
最近では、医療ビジネスを重視するために、コーディネーターを入れたり、設計事務所を入れてアドバイスを受けた上でお洒落な外観にしているところもあり、
直接的な好みというより、間接的な好みにもなりますが...。
つまり、自分が好きなセンスの歯科の外観を選べば、
ほぼ波長が合うと考えられます。
ただ、今言ったように、ビジネス戦略として外観をコーディネートし尽くされていれば、
それは話が違います。
費用をかければかけるほど、採算を合わせなければならないのは、どんな状況においても同じですから。
では、中に入った時です。
次に見ていきたいのは、待合室の清潔さ、中の人(スタッフ)の気配りになります。
内観の美しさは外観の美しさに準じます。
ただ、人の外面と内面と同じで、
外ヅラばかり良くても、中身が悪ければ、
長くお付き合いできませんよね...
ですので、インテリアや設備の美しさよりも、清潔さと人の気配りが大切になってきます。
もちろん、実際に診療する診察室内の歯科医師にも同じことが言えます。
そして医者と患者というのは、医を持つ者と患いを持つ者の関係です。
均衡のとれた関係と言えるでしょう。
大切なのは、それがどちらの方向からも傲慢さや横柄さがなく、信頼性が保てる関係です。
いわゆる上から物を言う医者も、患者側もあってはならないと感じます。
ふつうに当てはめれば、それは単に、1対1の人間関係です。
難しい視点ではありませんね...。
次は具体的な事例を加えてお話してみましょう。