ここ数年気になることの一つは歯並び・かみ合わせが良くないお子さんが多いことです。
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虫歯や予防、何かしらがきっかけで歯科に来院された場合はいいのですが、
一見悪くない、問題ない状態に見えるものなので、
歯並び・かみ合わせが良くないことに気づかないままでいることがあります。
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虫歯予防は1歳ぐらいから歯科でチェックを始めてもらうほうがいい、ということを以前こちらのブログでも書きましたが、
歯並び・かみ合わせは、
2歳半、6歳、小学2-3年生〜6年生、中学生の間
がチェックするのにいい時期です。
ざっくり言えば、
一度保育園・幼稚園で歯の虫歯予防を始めたならば、
15歳の生え変わり完了まで予防を続ける間に、歯の生え変わり、歯並び・かみ合わせも一緒に診てもらうこと、診続けてもらえているかどうかが大切です。
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小学校に上がり、中学校入学が見えてくると、いいおけいこ、いいスポーツ、いい塾探しに親御さんは目線が向きがちです。
ちょっと距離があっても通うことに苦を感じることなく、むしろ遠くても通わせる、または連れて行くことが親の愛情とばかりに何かエンジンのようなものさえかかっていますよね。
その間、歯の健康もじゅうぶんに気にかけてあげて下さい。
身体や知性を育てることも大切ですが、
食事をとるための歯がじゅうぶんに機能していなければ、身体や知性の基礎となるエネルギーの補充がうまくいかず、
健康を保つことが難しくなるからです。
特に最近の問題の多くは歯並び・かみ合わせです。
「歯並びがガタガタです」
「主人が反対のかみ合わせで、この子が心配です」
という相談は良く受けます。
一見良くないな、と親御さんが気付いている場合です。
気になっているのは保育園、幼稚園、学校検診などで虫歯も歯並びもチェックに引っかかってこないお子さん達です。
それはいい状況ではありません。
親御さん達が安心してしまうからです。
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ちょっと横道にそれますが、
集団検診などは現代では動機付けの範疇になってしまっている、と思ってもらうほうがいいと思います。
以前も書きましたが、
昭和30年代に始まった集団検診は、歯科医院も少なく、歯科にかかることが難しかった時代のもので、今の時代には合いません。
時代の推移に遅れたままの様相が少々あります。
ですので、何もチェックにかからなくても、歯石取りや、歯磨きチェックはもちろん、生え変わりで歯科にかかり、継続的に診察を受けて下さい。
話を戻しますが、
親御さんが気にされるのは大抵見た目の問題が多いです。
見た目=審美的なことです。
歯科で審美的なことを治すには自費治療ということになりますが、
こちらも時代が変わって来たのではないかと思います。
例えば矯正治療は見た目を治す、つまり審美的に歯並びやかみ合わせを治すものだから自費治療という考え方です。
矯正歯科の時代は変わらなければいけないと思うのです。
どうしても生え変わりがうまくいかない、かみ合わせがあっておらず噛めていない、
というお子さんが大変多いのです。
歯並び・かみ合わせの問題が、見た目だけの問題ではない時代になっています。
歯が生え変わらないと成長に応じた食物が噛めません。
噛めないと食事の量を増やすことができません。
食事ができないと、健康を保てません。
健康を保てないと、生命が保てません...
これはそういう大切な問題に行き着くのです。
当院に来ていただいている患者さんには良くお話ししますが、
歯並び・かみ合わせがうまくいかない小中学生の矯正治療は、見た目=審美的なものばかりではないため、噛む機能が低下しているもの、生え変わりがうまくいかないものなどについては国が一部面倒をみる、つまりせめて保険治療にしてもらいたい...と思うのです。
学校教育の改善も、もちろん大事です。
子供達には20年後の未来をリードする時代が来ます。
それは動かしようのない事実です。
社会を作るのはいつの時代も20年後の子供達です。
けれども健康や発育とは、その教育を受ける以前の基礎、最も根幹となるものです。
今まだ子供である子供達の健康や発育は、子供達では守ることができないのです。
歯並び・かみ合わせは生きていくために大切な、食事のために使う必要な道具です。
噛めるということで脳の活性化や記憶力アップにもつながります。
逆に、ぽかんと口を開けている様子に気づくことで、鼻やのどの疾患も見つかり、呼吸器の疾患のかかりやすさにも気づくことができます。
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ところで、日本には成長を見守り祝う儀式があります。
七五三、1/2成人式、立志式、成人式
それぞれがどのように発生したか歴史的な背景はわかりませんが、
現代では晴れ姿で記念撮影したり、学校行事に組み込まれているものは、作文を書き親御さんと成長を味わう、どこかしらイベントを楽しむ時代にもなっていますね。
歯が6歳で生え変わり15歳で永久歯のかみ合わせが終了するまで、子供達の健康と成長を見守ることに、こちらの行事を利用するのはどうでしょう。
15歳で立志式の頃にだいだい永久歯に生え変わるということは、成人式はもういいのかな?
と思われたかもしれませんね、
成人式の頃には親知らずがある場合はそれが育ってきます。
親知らずは、奥からまっすぐ生えることなく斜めや水平に半分だけ頭を出し、前歯を歯並びに影響を与えるような押す力を加えたり、最も後ろの歯なので虫歯の原因になりやすいため、注意が必要です。
親御さん達も多忙な毎日でしょうから、
あーそろそろ行っとかなきゃ...
と思ってもらうにはちょうどいい間隔です。
晴れやかな行事の本質は、本来は、昔は困難だった子育ての経過を様々な節目で祝うものだったのではないでしょうか。
歯並び・かみ合わせも是非イベントごとに一緒に見守り続けていただけたらな...と思います。