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虫歯になりたくない、虫歯にしたくない☆その7 筑紫野市原田 のりこキッズマム歯科医院

2017-09-30 | 筑紫野市 小児歯科
虫歯予防についてお話してきました。

虫歯が出来る体質というのがありまして...

虫歯の原因としてはkyesの輪、感情習慣、が関わっていることをお話ししてきましたが
ステファンカーブについてもお話ししておきます。

それは唾液についてのお話です。
ここで、唾液の性質について個人差があることをお話ししておきます。

唾液は通常、中性を保たれていますが、飲食により唾液は酸性に傾きます。

歯が酸に溶けてしまうのが、PH5.5から5.7とされています。
飲食をすると、お口の中は急激に酸性に傾き、歯質を溶かすことになります。

飲食で急激にPH5.5以下に酸性に傾くお口の中ですが、それを唾液の力で30分ほどかけてまたアルカリ性の方向へ傾かせる、つまりPH7(中性)へ持って行き保つ力を唾液緩衝能と言い、その様子をグラフ化したものをステファンカーブと言います。


つまり、唾液緩衝能が十分に発揮できていれば虫歯になりにくいのです。

では、ちょこちょこ食べをするとどうなるでしょう?

口の中がいつも酸性に傾いているわけです。
危険な状態ですね。

甘いものでなくてもちょこちょこ食べは虫歯になりやすいのがわかります。

また、元々体質で、唾液緩衝能が低い方もいらっしゃいます。
これは唾液検査をするとわかります。

こういう方は自分自身の唾液の予防力が弱いのです。
ですので、食後に水やお茶を飲む、うがいをするという予防をプラスすることをお勧めします。


夜の飲食はどのような場合でも特に気を配ることが大切です。

保育園から帰り夕飯を食べながら寝てしまうことがある、仕事で疲れてお酒を飲みながら寝てしまう、などは甘い物を飲食する視点からは外れますが、
ステファンカーブを考えれば、十分に虫歯になる原因となります。

加えて睡眠中は唾液の巡りが少ないです。
口を開けて寝ていたりもありますよね?

そうすると唾液緩衝能はほとんど働いていない状況になると言えます。

夜の飲食の後にはお口や歯に飲食物が残らないよう、十分な歯磨きが必要です。

寝る前に歯磨きができないならば、せめてうがいをしましょう...。

次はうがいについてお話しします。


......


甘い物、食べますよ。笑

中津クラックさんのスコーン。
よろしくお願いします。
配送あります。






土曜授業がありました...

2017-09-19 | 思うこと
土曜授業となると給食は無いので、大抵授業は午前授業ですが、部活動がある時にはお弁当になります。

先日土曜日は朝からお弁当作りでした。
台風が危ぶまれていましたが、授業参観も行われたようです。

土曜日も仕事ですので土曜の授業参観などには
ほとんど出た記憶がありません。
土曜日に以前代診の先生にお願いしていたこともありますが、少年野球時代のお茶当番に出る、暗黙の義務(?)のほうにその日を使うため、学校授業参観の日程を知ってもそう何度も休めない、
という状況でした。

代診の先生にお願いするというのは、まずは先生のご予定もありますし、患者さんの治療内容・現在の流れや費用の負担や様々な考慮が必要になるわけです...。
それをクリアできて初めて土曜日に自らが休むことが出来るのです...。

平日の授業参観は、昼休み中に少し顔を出したり、で乗り切ったかな...
いつも滑り込んでは滑り出ていたような記憶です。

「今日は授業参観だから行かなくちゃ!」
「授業参観、どうしようかな〜...」

と自らが自由に選択できる点を羨ましくも思いながら、15年診療してきました。

15年間診療に対して責務を果たせたことを頑張ったな〜と充実さの転換をしたいと思っています。


いつものコミュニケーションツールをこちらに...



やっと...!

2017-09-14 | 筑紫野市 小児歯科
電線と絡み合い凄かった当院の前の街路樹。
枝葉が伸びすぎてかなり茂っていました。

毎年枯葉が大量に当院の敷地内に舞い込み、
枯葉掃除が大変でした。
いつもゴミ袋数袋分の枯葉掃除でした。

15年かかって剪定がキタ...!
今年は枯葉から逃れられます。

剪定コースに入ってる年は毎年、
「さあ、今年こそ枝葉の剪定が入るか?」
とスタッフ一同固唾を飲んで見ていましたが、
いつもスルーされていました。
電線のせいでしょうか。

そのうちに背の高さは他の街路樹の1.5倍、
枝葉は4-5倍に膨らみ、
幹もとても太った大木に育ってしまっていました。

並んでいても明らかに育ち過ぎな様相で
電線に絡まる枝葉。
絡まっても危険ってあまりないんでしょうかね...?

枯葉のシーズン前にスリムになり、
良かった良かった。






「壊れているから修理しよう」

2017-09-09 | 筑紫野市 小児歯科
男児さんにひょんなことから出た言葉があります。

その男児さんは小学校低学年。
診察台に座ることも、座ってからも診療を恐がる「非協力」さんでした。
歯科の診療は、診療する側とされる側が協力し合うことで成立するので、バタバタ危険なほどに診察台で治療を拒否して暴れたり、口さえ開けようとしないお子さんは、歯科ではそういうふうに表現されます。

その男児さんはご機嫌だと会話は成立します。
嫌だと思うことは拒絶。拒絶すればそこの成長を促すことは考えず、拒絶が通ってきたようです。
そのため、歯の虫歯は重症なレベルです。
このまま暴れたりされるならば即刻治療してあげたくても不可能で病院歯科紹介になるのです。

こういう患児さんもたくさん見受けますが、
"高"年齢化を感じる場面です。
非協力さんで治療を優先する許可を親御さんから得られた場合のみ身体抑制具を使用しますが、
もう、身体抑制具で押さえて治療できる年齢を超えています。
しかも当院に来院した時には重症のレベル。


様々なタイプの患児さんがいますが、この男児さんの学校には行けてるわけだし、学校ではどう生活しているのだろう...、どうしたら治療の必要性を理解できるだろうか?、また、必要性は理解できるのか?などと今回も考えていたのですが、
その男児さんが診察室に入る直前まで車のおもちゃで遊んでいたた流れで、診察室へ誘導する時に
ふと
「さあ、修理しよう!」
と口に出たのでした。

「お口の中の歯が壊れてるよ。修理しなきゃご飯が食べられないからね。修理しよう!」
と続けてみました。

すると、いつもは診察台に上がることさえ時間がかかるのに、
フッと腑に落ちたように診察台に自ら上がって来ることが出来たです。
掴んだ...!
と思った瞬間でした。

その言葉が男児さんのどこにヒットしたのかはわかりません。
いつもは
「ムシバイキンをやっつけよう」
とか、
「ご飯が食べられないから、歯を治そう」
とは言っていました。
しかし今まではそれらにはヒットせず、でした。


「修理」という言葉一つで腑に落ちてくれて本当に良かったです。

今回、相手は男児さんでしたが、
「歯が壊れている」
というのは老若男女に言えます。

とても重症な状態で、何本も頭が無くなるほどの歯が存在したままの方々もおられます。
一刻も早く歯を「修理」しなければ、
歯は爪が生えるように元に戻ることは無く、悪化するばかりです。

皮膚や粘膜組織の外科的侵襲は、再生できると言っても良いでしょう。
しかし、歯は再生しません。
歯を治す=悪い部分を削り取る
ということです。
削り取られた場所を銀歯や樹脂できると穴埋めしているだけですので、
歯の疾患は小さいうちに発見され、早く治療することが必要なのです。

たくさん治療の必要な歯があることは、
お口の中がとても「壊れて」いて「修理」が必要なのです。

人は不思議なもので、自分はまだまだ大丈夫、と思いがちです。
あれは、何のフィルターがかかっているんでしょうか...通院は面倒、治療は怖いし、というフィルターでしょうか...。

家電が「壊れて」いて、使い勝手が悪くなったり、動かなくなったらすぐに「修理」しますよね?
買い替えも最近は頻繁に行われてはいますが...。

歯を含め、自分の体はどうでしょう。
「壊れて」いても
「大丈夫、なんとか使えるオッケー」
と「修理」をすぐにしないことありませんか。
「壊れてますよ」と説明したとしても、
治療が怖いとか、通院が面倒だとか、
心が渦巻く部分、出ちゃいますよね。

壊れるとか修理とか、そういう表現を使うのは、
大抵生き物でなく、物に対してですが、
人間も、歯が悪くなったりも含め、体が悪くなることは、すなわち「壊れた」いうことなんです。
すぐに治さないといけないと思うのですが...。


当院では重症な場合や精密な検査が必要な場合、
また、他の疾患をお持ちの方などは病院歯科の紹介も行ないます。
それには、例えば単科の耳鼻咽喉科や内科、小児科、整形外科、病院歯科との連携があります。

さらに高度な診査や検査、安全な治療、迅速な治療が必要だから紹介するのです。
治療が出来ない、と無責任に投げるのではなく、
次の段階へ協力を要請したり引き渡す、つまり単科や病院歯科へ紹介状を書くわけです。

虫歯や歯周病が重症な場合は、長い間歯科から足が遠のいていた、という場合が多いです。
様々な事情があるかも知れませんが、もっと早く診察出来ていれば、通常の通院が可能な場合もあったはずだと考えます...。

かなりの治療も請け負う当院が病院歯科を勧める状況は、かなり重症か、必ず必要な連携を求めているからです。

「自分」は生き物だから、「壊れて」なんかいない、と思いがちですが、
何か不具合がある場合は早めにチェックし対応することをお勧めします。


自分はまだ使えているから大丈夫、
ではなく、自分も「壊れている」かも知れない、
と想像できたほうがいいと感じます。

自分の体は自分で客観的には診れませんから...。

その相手は「自分」だけでなく、子供さんをお持ちの方は「子供」の場合もあります。
子供さんには判断能力はほとんどありません。
症状をうまく伝えることもできません。

「仕事があるから」「おけいこだから」と、残念ながら重症度、「壊れている」状況を見て見ぬふりしてしまう親御さんを感じることが多いです。

子供さんの場合、早めの受診、定期的に症状をチェックされることを強く願います。
















秋が早く感じますが...

2017-09-08 | 思うこと
今年は8月末から蝉がパタリと鳴かなくなり、
朝は虫の声が聞こえてきます。

また猛暑復活するのでしょうか。

子供のころは9月というと、秋の風情でしたが、
昨今は10月になっても暑い日々があったりして、秋を感じる間も無く冬が来ていましたが...

このくらい早めに秋が訪れ、秋をゆっくり感じられたら、日々にもゆとりができるのにな...
と思います。

街の銀杏並木も、順調に色付き始めてます。

スイッチで切り替わるように季節が変わるより、
だんだんと季節がグラデーション的に変わって行くと、秋は特に味わいのあるものになるんですがね...





↑ おしゃれ感出てますが、ドラッグストアで発見した素朴な秋です。笑