戦闘モードの世の中を生きるトリ

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海外安楽死の書類偽造容疑ALS嘱託殺人事件の2医師を再逮捕別患者の診断書を偽名で作成

2020-09-29 14:32:11 | 日記

こんにちは、トリです

 

(引用:海外安楽死の書類偽造容疑ALS嘱託殺人事件の2医師を再逮捕別患者の診断書を偽名で作成 / 京都新聞 2020年9月29日 12:00 )


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/nation/kyoto_np-20200929115008

 

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者への嘱託殺人罪で医師2人が起訴された事件で、別の難病患者が海外で合法的に安楽死するのに必要な診断書を医師2人が偽名で作成したとして、京都府警捜査1課と中京署は29日、有印公文書偽造の疑いで、呼吸器内科医の大久保愉一(よしかず)被告(42)=仙台市=と泌尿器科医の山本直樹被告(43)=東京都港区=を再逮捕した。捜査関係者らへの取材で分かった。

大久保容疑者はツイッターの匿名アカウントで安楽死を肯定する趣旨の投稿を繰り返していた。2容疑者が他の患者に対して、安楽死の手助けと受け取れる行為をしていた疑いが出てきた。

 関係者によると、女性は九州地方に住む20代の難病患者。外国人を受け入れているスイスの自殺ほう助団体に依頼して安楽死することを希望しており、申請には医師の診断書などを提出する必要があったという。

 捜査関係者によると、2人は共謀して昨年9月、病状などを記した英文の診断書2点を作成。その際、国立大学病院の医師として偽名を記載して公文書を偽造した疑いが持たれている。

2容疑者は共謀してツイッターで知り合った京都市中京区のALS患者の女性=当時(51)=から依頼を受け、昨年11月30日、同区のマンションを訪れて女性に薬物を注入し、急性薬物中毒で死亡させたとして、今年8月、京都地検に嘱託殺人罪で起訴されている。」(原文まま)

 

 

<駄 文>

 

(引用: 日本臨床倫理学会 2;尊厳死という概念について 2014.11.19  :   http://square.umin.ac.jp/j-ethics/topic_2_5_3.htm   )

(1)Death with Dignity今回の、ブリタニー・メイナードさんのケースについて、日本の多くのマスコミは「尊厳死」という言葉を用いていましたが、アメリカにおける「Death with Dignity」という概念は、日本で使われている「尊厳死」という言葉と異なった意味合いで用いられていることがあります。アメリカでDeath with Dignity といった場合、 

(A) 患者の意思による延命治療の差し控え・中止 

(B) 延命治療の差し控え・中止が家族の代理判断で決定される場合だけでなく 

(C) “Aid in Dying”(自殺幇助)、をも含んでいる場合があるからです。

アメリカでは、5つの州(オレゴン州・ワシントン州・ベルモント州・モンタナ州・ニューメキシコ州)においてPhysician aid in dyingも「Death with Dignity」に含まれています。これらの州のDeath with Dignity Act (DWDA) (注;尊厳死法とはあえて訳さず、英語表記とする)では、意思能力のある患者が、6か月以内に死亡するであろう治癒不可能で不可逆性の病気に罹っている場合には、医師によって適法に処方された致死量の薬物を自己投与することが許容されています。また立場の違いによっては、上記「(C)Aid in Dying」を、Assisted Suicide自殺幇助とみなす人々もあれば、これは絶対にAssisted Suicideではないとする人々もいます。DWDAに賛成し、Suicideとは異なるものであるとする立場では、自殺は強いうつ状態にあり、身体は健康なのに、生きていたくない人がするものであり、“Aid in Dying”は、精神疾患がなく意思能力があり、本人はできるならば生きていたいのだけれども、ターミナル疾患に罹り死期が迫っている患者が選択するものだとしています。したがって、前述のごとく、“Aid in Dying”は、自暴自棄や絶望から選択されるものではなく、自分の人生を自分で、最期までコントロールするために選択されるのだとしています。」(原文まま)

 

まず、2人の医師が偽名を使って「有印公文書偽造」はいけないことです

上記の事件と同じくらい重要なのが「九州地方に住む20代の筋萎縮性側索硬化症(ALS)女性患者」が自らの意思で「自分の人生を自分で、最期までコントロールするために選択」するための ” 死 ” という重い決断したところです

その重い決断に対して敬意の意味で「外国人を受け入れているスイスの自殺ほう助団体に依頼して安楽死することを希望しており、」の一文くらいは「安楽死」ではなく「尊厳死」という言葉で記者の方に表記していただきたかったです

 


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