沖縄では、家宝の三味線(さんしん)を飾る。
サンシンは家の宝物、「サンシンを始めるなら、買える限り
高価な物を買え」と沖縄では教えられる。
普通なら、まずは手習いに安物と思いがちだが、
「捨てることの出来ないものだから」という考え方がある。
家宝になるものだから高価なものを買う。
沖縄ではそれくらいサンシンは大切なものなのだ。
「値は音色(ねはねいろ)」とも言う。
総合博物館で「さんしん展」が行われている。
そこに、名器「江戸興那(えどゆなー)」というサンシンが
展示されているそうだ。
「江戸興那」は、琉球王府時代に製作された7型のひとつで、
与那城型。1855年、琉球の役人らが江戸上がりの際に島津家に
献上したものとされる。
名称の「江戸興那」は江戸上がりが由来。
沖縄の歴史学者、東恩納さんと言う人が戦前、東京の古書市で
発見。首里城内の沖縄郷土博物館に陳列された。
しかし、沖縄戦で行方不明となったが、
その後、また、また、東恩納先生がハワイで再び発見して、
1954年に博物館に寄贈したそうだ。
その名器「江戸興那」が宮古島の博物館で行われている
「さんしん展」に展示されているそうだが、なんと一千万円の
保険金が掛けられている。どんな音色がするのか、はじいて
みたいものだ。警備員が飛んでくるまではじいてみようかな・・・
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