晴れた日に夜空を見上げれば天の川が見える。牛乳(ミルク)をこぼしたように
見えることから外国で「ミルキーウェイ」と呼ぶ。
その天の川をはさんで左側に見える一等星がワシ座のアルタイル「彦星」
対岸の右側にこと座の一等星ベガが「織姫」
神様の娘織姫と牛の世話をしている働き者の彦星は結婚した。
すると今まで働き者であった2人は急に遊んで暮らすようになり、
まったく働かなくなってしまった。
怒った神様が2人の間を割くように川をつくって引き離した。
これが天の川。悲しみにくれた2人は泣き続けた。
それを見た神様は「以前のように真面目に働くのなら1年に
一度だけ会わせてやる。」と約束したのが7月7日の七夕。
2人は年に一度天の川を渡って会うことが許された。
毎年恒例の七夕でいつものように笹を取りに行くと土地開発で
笹がなくなっていた。沖縄には本土のように竹林はほとんどない。
宮古島には一部リュウキュウタケが自生しているところがあった。
これが開発によってなくなっていた。
少しだけこの日のために生き抜いていた笹を発見。
なんとか笹を手に入れた。
カラカラの笹に願い事を吊るせば、願いが叶うと密かにいわれている。
お隣の韓国にも七夕があるそうだ。
旧暦7月7日で「チクソク」という。
伝わる話しも似ているが日本では織姫と彦星が会えるように
晴れを願うが韓国は逆で2人が会えて嬉し涙を流すのが雨
といわれているそうだ。