うんたま森のキジムナー

ホスピタリティー

地元の友人の家に行くと、大きなペットボトルに
入ったジュースを4~5本持ってきて、目の前で
プシュッ!プシュッ!とすべてのボトルを開け
「ジュースでも飲んで行きなさい」と言われ、
戸惑うこともある。来客があれば、持てなして
くれる親切心は、とてもありがたい。
夕食に招待されようものなら、テーブルに
乗りきらないほど地元ならではの料理を
作ってくれる。食の威力を熟知するパワフルな
人間力と、沖縄ならではのホスピタリティー。

琉球大学の歴史学者の教授の話では、琉球王国の
時代。異国船が那覇に来航すると、通訳官が
その船に出向いて、簡単な事情聴衆を行う。
そのときは食糧持参で出向くのが慣例だった
そうだ。内容は、山羊2頭、豚2頭、鶏15羽、
卵150個、さつまいも50斤、野菜80斤
これが挨拶がわりのプレゼント。
大航海で島にたどり着き、おそらく乗組員は
ビタミン不足におこたっている。
船に冷蔵庫などない時代であるから、新鮮な
野菜と豚(ビタミンB2)脚気の薬とされた、
さつまいもに命を助けられた船もきっと
多かっただろう。
沖縄の人が島外からくる人に対しての親切心は、
こんな古くからあったと言うお話。


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