うんたま森のキジムナー

ナポレオン

堂々と泳ぐ姿が、皇帝を思わすことから
「ナポレオン」という英名がついている。
和名は目の横に横線があってメガネをかけて
いるように見えるので「メガネモチノウオ」
ダイバー達の憧れの魚でもある。わざわざこの魚を
見るために、遠く紅海までダイビングに出かけ
られる方も多い。東南アジアのある地方では、
上流階級層の結婚式に出されるそうで、一匹、
100万円ほどで取引されるところもあるらしい。

沖縄では昔から刺身やフライなど食用として
売られているが、キロ当たりの単価は300円~500円
くらいの値段が相場だ。魚の中では、それほど高い
魚ではないが、目方があるので、捕れば儲かる。
那覇の公設市場に行けば、よくこの魚の前で観光客が
写真を撮っている姿を見かけるが、料理して出して
くれる店を探すのは難しいだろう。

ブダイを食べ馴れた沖縄では、食べることに抵抗は
ないけれど、「やだぁ~かわいそう」とダイビングを
楽しまれる方の悲鳴が聞こえてきそうだ。
潜り漁で20㌔クラス(約1m)のナポレオン
(方言名ヒロサー)は、幾度となく捕ったことはあるが、
なんと化け物のようなナポレオンと出会った。
最初は海底の岩穴から20㌔ほどのナポレオンを見つけて
捕ったところ、すぐその横からヌッともう一匹現れた。
あまりの大きさに未知の怪物かと思ったほどで、
目を疑った。今まで釣りや潜り漁で大きな魚を捕って
きたが、ナポレオンでは、おそらく最大級だろう。
船に上げるのも一苦労で、セリに並べて計りにかければ
62㌔!実際は尻尾が計りに乗り切らないので70㌔近く
あるだろう。海の中にはとてつもない化け物が
いるもんだ。

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