うんたま森のキジムナー

2月

ダイビングショップにとって2月は、
年間で一番暇な時期だといわれている。
多くの店が、オフにして海外旅行や里帰り
している。閉まっているショップが多いせいか、
2月だというのにバタバタと忙しい。
一番、暇な時期だと思って、スタッフの珠ちゃんは、
身体を休めるために長期休暇中。いつも、どれだけ
珠ちゃんに頼っていたのか、あらためて思い知る
こととなった。

2月18日は旧正月。宮古島でもほとんどが、新暦の
正月を祝うが、漁師町の伊良部島や久松、西部、
池間島は、今だ旧暦の正月を大切にしている。
漁師の多くが正月で海に出ないので、魚は品薄状態。
「お前はナイチャー(本土出身)だから、旧正は
関係ないだろ、海に行ってきてくれ」と
頼まれる。漁は水物、必ず大漁するわけがない。
農協の団体旅行などが来島していて、居酒屋などでは
地元の魚が必要らしい。

「もっと、たくさん捕って来い!」と言われても、
思い通りに捕れれば苦労はしない。
おまけに、暦は「雨水」。
雨が多いし、海は荒れている状態。
朝からダイビングに来られたお客さんと海に行き、
帰ってきたら、少し休んで漁に出る。夜中に帰ってきて
ベッドの中に潜り込むと、まるでまだ海の上にいる
ようで、波に揺られている気がする。元々、まともな
仕事に就いたこともない、汗水たらして働くなんて
言葉は、遠い話。2月は、暇だと誰が言ったのか?
今までこんなに働いた記憶はない。

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