初めて宮古島の高校の卒業式を見たときは驚いた！
卒業式を終えて学校の門から出てきた生徒たちは、
真っ白け！頭からメリケン粉をぶっかけられて、
真っ白けなのだ。
そういえば、その数日前から
「メリケン粉を売らないでください。」とか
「メリケン粉を持たせないでください。」とか、
あちらこちらに張り紙がしてあった。
どうやら卒業生にメリケン粉を投げつける習慣が
あるようで、あれだけ注意書きがされて
いたにも関わらず、先生や保護者達も、真っ白に
された卒業生たちを、微笑ましく見ている。
長く続いたその習慣も、思わぬトラブルから、今は
全面禁止となった。
あの頃は、卒業した生徒たちと先生が一緒に夜の街で
飲むという今では考えられないことが当たり前の
ように行われていた。
高校までしかない島なので、高校を卒業すると
島を離れることになる。親も先生も公認の飲み会。
漁師仲間に「飲みに行こう」と誘ったら、
「今日は卒業式だから飲み屋街は、どの店も
卒業生の貸し切りさぁ」と言われたことも懐かしい話。
さすがに問題視されて、堂々とはいかなくなったようだ。
