うんたま森のキジムナー

水道の蛇口から、いつでも安心して飲める水が出てくる。
当たり前のように思っているのは、日本人くらいだろう。

宮古島は他の沖縄の離島に比べて、地下水が豊富。
ほとんど断水などはない。島の地形が平坦で、島を覆う石灰岩の
透水性が高い。つまり雨水が浸透する速度が早いので、
川が形成されず、地下に水がたまりやすくなっている。

もう少しわかりやすく説明すると、宮古島独特の
地形(山がない・平坦)
石灰岩に囲まれていて降った雨水が海に流れにくく
貯まりやすい。

日本本土の場合、雨水が地下に浸透する比率は数%なのに対して、
宮古島の比率は4割に達すると推測されている。
昔から宮古島の住民はこの地下水に頼って生きてきた。
しかし、その地下水も無限ではない。
雨が降らなければ当然地下水もたまらない。
今のところそれほどひどい干ばつはないが、大きなリゾートホテルや
宿泊施設が増え水の使用量は過去とはくらべものにならない速度で
使われている。

水が豊富ではあっても島は海に囲まれているので、
水の使用にはそれなりに気をつけるようにしている。
今年は早くも干ばつの傾向が出てきている。


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