うんたま森のキジムナー

内地嫁

居酒屋のカウンターで飲んでいると、女の子が
二人で入ってきた。私もつくづくオヤジだなぁ~
と思う。だまって一人で飲んでいればよいのに
「おネェさんたちは観光か?」と口が勝手に
話かける。「私たち内地ヨメで、子供もいるし、
それにもうオバサンですよ」
とても子供がいるようには見えない。
女性に歳を聞くのは失礼だが
「いくつや?」と聞くと28歳と言うではないか!
カラカラ先生が横にいなくてよかった。
28才でオバサンだなんて言えば、テーブルを
ひっくりかえして「ケンカ売っているのか!」と
いいかねない。

「南の島で働きませんか」と言う飲み屋の募集で
宮古島に来て、地元の人と知り合い結婚して
二人とも子供がいるという。
二人とも長男のヨメで、今日は子供をオバァに
預けて、たまにはこうして飲んでいるそうだ。
そうそう一人は3人の子供がいると言っていた。
島に住むナイチャー(本土出身者)の形態も
変わってきたものだ。

二人ともべっぴんさんで、一人は
ルビーモレノによく似た女の子
これが子持ちだなんて・・・
「誰かに似ているといわれませんか?」
なんて聞かれちゃったけど
私は母親似だ。
いやいやただの酔っ払いのオヤジかな?
沖縄で長男の嫁は大変だ。
「おネェちゃんたちも頑張りや」と言って別れた
けれど何が頑張れなのか?
よく意味がわからん!


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