ほうにイワシ雲。夕方か夜から少し雨が降りそうだ。
松木の揺れる方向から北風がゆるやかに吹いているのがわかる。
ギンネムの葉の垂れ具合、イエライシャの香りの微妙な違いから
湿度が高くなっている。葉っぱの上にカタツムリが多いのは、
明日あたりから天候が悪くなる。
大きなクモの巣にも蜘蛛の姿が消えているのは、大陸からの
高気圧が張り出してきて北風が強く、それもかなり強く吹くことを
教えてくれている。
鳥の鳴き声がいつもより多く聞こえるのは空気が澄んでいるから、
やはり明日は強い、北風が吹く。ツバメも低く飛んでいるのは
やはり雨がくるということ。
昔は天気予報などなかったので、このようにして天候を読んだの
だろう。つまり、天気予報など必要としなかったわけだ。
船が大きくなり、より遠くまで時間をかけて出るようになり、
天気予報が必要となった。その土地に伝わる言い伝えや、
経験からなら、せまい範囲の天候は自然が教えてくれる。
ほんの数十分、回りの景色を眺めるだけで、いつもと同じようでも
微妙な違いに気付くようになる、土とイエライシャの香り・・・・
やはりこれは天候がくずれる。今日の夜は漁に出て、明日天気が
崩れるのを待ち、明日のセリは休んで、明後日のセリに魚を並べると
キロ当り2~3百円は違うだろう。
天候を知ることで、儲けも出る。
たした額ではないけれど、天気が崩れることも楽しめる。
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