居酒屋には観光で来られた方が多いので、最近では、
どこでも見られる光景だ。
カメラがデジタルになって、ほとんどの人が持っておられる。
10人くらい集まって記念写真を撮ろうと言う話になれば、
カメラは最低7～8台。「次はこのカメラでお願いします。」と
次から次へとカメラが出てくる。
良いことも悪いこともふくめて、カメラが手軽になった。
レンタル用のカメラを新たに２つ買った。水中に持って入れる
ようにハウジング（カメラを入れる防水装置）付き。レンタル用の
カメラは３つあるが、レンタルされる方が増えてきたので、
より簡単に操作できるものを買った。
フィルムカメラのときは、水中カメラはとても高価なもので、
一眼レフカメラを水中に持ってはいるには、付属品など含めると
中古車が買えるほどの値段がした。
離島なので、写真を撮って現像が仕上がってくるまで約１週間。
毎日、海に行くので、現像が仕上がってくる頃には、いったい何を
撮ったものなのか忘れるほどで、それでも水中でシャッターを
押すのは1枚1枚が貴重な瞬間だったような気がする。
デジタルカメラになって本当に便利になった。
撮ったものがすぐに見られる。
失敗すればもう一度撮ればいい。
大切なその一瞬が安くなったような気がしないでもないが、
便利になるのは良いことだ。
