うんたま森のキジムナー

儒教

沖縄の文化を伝えるときに「儒教色が
濃く・・・」と、私も書くことがある。
「沖縄の宗教は儒教なんだ。」と勘違い
されるかたも多い。大陸文化の影響を受けて
いる面が多いので、「儒教色が濃い」
表現しているだけで儒教が宗教として根付いて
いるわけではない。

「自分が嫌だと思うことを人に対してするな」と
オバァが説教するのは、別に孔子の教えを学んだ
からではなく、一般的道徳を言っているだけ
のこと。民俗学者の偉い先生が、沖縄のオジィ、
オバァと話しをして「沖縄は儒教の島だ」と
会話の中からつかんだと言うような本を読んだが、
オバァに「儒教」なんて言葉すら知らない人の
ほうが多いだろう。

沖縄の家には仏壇がある。本土の仏壇とは又違った
仏壇で、仏壇と呼ばれているから仏教か?といえば、
これも又違う。だいたい坊さんが定期的にお経を
あげにくるのを見たことがない。沖縄に宗教がある
とすれば、それは先祖崇拝を軸にした土着信仰
だろう。我が家の近所にもいくつかのウガン場所が
あり、ウガン場所にはそれぞれの神様がいる。
神様も多種多様で一軒の家の中にも多ければ数人の
神様がお住みになっているのだから人口よりも
神様のほうが多いくらいだ。

沖縄には「ナニナニ経」と言った決まった宗教は
ない。孔子や孟子の有名な言葉のいくつかが、
一般的な道徳を述べているだけで、沖縄の家庭で
子供がある年齢に達すれば、儒教を教えていると
思われている方もいるそうだが、そんな家庭を
見たことはない。

今あちこちで咲いてますよ。

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