うんたま森のキジムナー

春一番

立春(2月4日)から春分(3月20日)の間に、
強い南寄りの風が吹く。
風速8m以上のこの風を「春一番」と昔から呼んでいる。

北海道と沖縄を除くと注釈が書かれているが、
ここ宮古島でも、この時期に強い南寄りの風が吹く。
ただし「春一番」とは呼んでいない。

東の方向をアガリと言う、これは太陽が昇るので
アガリと言う字も東と書いて
アガリまたはアガズ、アリとも読む。
宮古島の観光名所の東平安名崎は「アガリヘンナザキ」

太陽の沈む西はイズ(沈む)の意味でイリ(入り)とも言う。
もう一つの観光名所で西平安名崎は「イリヘンナザキ」

北ほ方言で、これややこしいね・・・ニス

南を方言でパイと言う。南風の事を「パイカジ」

春一番と呼ばずに漁師たちは旧暦の1月16日以降、
春分の日近くになると「そろそろパイカジが吹き出すぞ。」
と口にする。

この時期、南寄りのは安定して吹かない。
季節も三寒四温を繰り返す時期なので、
南寄りの強い風は吹いているあいだはいいが、
この風がおとなしくなったら、北風が吹く。
吹くというより「やってくる」と言う言い方をする。
急激に強い北風になりそして
猛烈に吹くことが多いので漁師も恐れる「風回り」
本土で言うところの春一番が吹くと気温がグングン上昇して
夏の陽気になるけれど、その後にやってくる北風には
要注意!
これが沖縄の春一番。


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