うんたま森のキジムナー

ウンケー(旧盆迎え火)

沖縄で、一年の最大ビックイベントが旧盆である。
地域や門中、家庭によって、それぞれのしきたりが
あるが、オバァいわく「里帰りしてくるご先祖様を
3日間丁寧に心をこめておもてなしをすること。」

オバァには、もう一つ下心がある。それは・・・・
この短い滞在期間に、いい子孫ぶりを発揮できれば、
ご先祖様から子孫を守護する力がアップして、自分が
あちらに行ったときステージがあがるそうだ。

はじめてこの島で家庭のお盆を体験したとき、
姿かたちは見えないけれど、まるでそこに
ご先祖様たちが集っているような錯覚におちいる。

オバァが「遠慮せずに、オジィの横に座って食べれぇ~」
という。オジィは30年以上前にご先祖様のところに
行っている。翌日にオバァを迎えにいくと
「大和からきているインボウ(海好き漁師)さぁ」と
オジィやご先祖様に紹介してくれたそうだ。

「でっ・・・オジィやご先祖様は、なんて言ってた?」
と合わせたら「お前はバカか!」と言われた。
ボケては、いないようで、安心したことがある。

お盆の迎え火を「ウンケー」と沖縄では呼ぶ。
ウンケーから3日間 ご先祖様の前でため息をつくことは
厳禁“!そして心配事の報告は、これまた厳禁! 
楽しく過ごしていただくように心がけることが大切だと
言われている。


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コメント一覧

kijimuna
沖縄では、夏のビックイベントです。
近所からもにぎやかな声が聞こえてきます。
ダイバー
『禍福は糾える縄のごとし』とは言うものの、苦難のときには神や仏に頼りたくなる。ご先祖様は子孫の守り神と思いたいが、子孫の幸せな日常こそご先祖様の安寧なのかもしれない。でも、お盆の間だけ繕っても春夏秋冬、全てお見通しなのでは┉┉?
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