うんたま森のキジムナー

線香

仏壇やお墓に線香をあげる。
手を合わせる人の身を清めるという意味があるそうだ。
育った家では、仏壇があり、祖母は線香をあげて毎日、
手を合わせていた。

沖縄に来て、驚いたことの一つが線香だった。
沖縄の線香は棒状の線香が6本横にくっついていて、
平な形になっている。
「ヒラウコー」と言う。

線香の使い方にもルールがあって、たとえ親兄弟で
あっても、貸し借り禁止!持ち合わせがない場合は、
気持ちの分だけお金を払って譲ってもらう。
線香の使い方も、目的によって本数が変わる。
使い方によって多すぎても少なすぎてもダメ!

たとえば、3本ウコーというのは、
(線香を縦半分にする)自分の願いをするとき。
7本ウコーは、神への願い。
12本ウコーは、お祈りと決められている。

ところで・・・・
「ヒジュル・ウコー」という言葉がある。
直訳すると「冷たい線香」という意味であるが、火をつけない
線香のことで、戸外で御願(ウガン)をするときに、火を
つけなくても願いが届くと言われている。

沖縄の線香の使い方を、もはや知っている人の方が
少ないだろう。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「宮古島」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事