二十四節期の啓蟄を過ぎると、まるで人間には聞こえない合図でもあるのか
虫が一気に這い出てくる。
「啓」は「開く」「蟄」は「虫などが土中に閉じこもる。」という意味だそうだ。
啓蟄の頃になると大地が温まり冬籠していた虫たちが地上に這い出てくる。
蟻たちは行列を作ってせっせとと餌を運び込む。
ときには台所の中まで侵入してくる。
玄関を開けるとそこには大きな女郎蜘蛛が大きな巣を張っている。
大きな蜘蛛の巣にたくさんの虫が引っかかるほど虫が日に日に増えてくる。
農業をしている人たちには虫害は深刻な問題でもある。
虫によって作物の葉っぱや根、実も食害を受ける。
おそらく人間が作物を作り始めた頃からだろう。
旧暦の4月沖縄各地で「アブシバレー」よいう虫払いが行われる。
アブシとは「畦(あぜ)」のことバレーは「払い」
葉っぱで編んだ虫籠に捕まえてきた虫を入れて海に流す。
捕まえた虫を殺してしまうのではなく、生きたまま虫籠に入れてニライカナイへと
返すのだ。地域によってジューシーを炊いたり、アブシバレー専用のお供えものが
あるそうだ。 毎年、その時期によくオバァから「ハッタイ粉」をもらった記憶がある。
大麦から作る粉で少し甘くして食べた。 今でもあるのだろうか。
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