うんたま森のキジムナー

芭蕉布

普段着はTシャツと短パン、短パンの下は
海水パンツ。本当は、芭蕉布の着物を着て
歩きたいが、なかなかそういう普段着は
売っていない。30年前までは、着物を着て歩いて
いる人のほうが多かったらしい。

私は家の中にいるときは、ほとんど真っ裸だ。
パンツもはいていない。そのまま外に出て行けるの
なら、どれだけ気が楽だろう。しかし、犯罪となる。
このまま、階段を下りて、家から一歩、
外に出れば犯罪者!犯罪者と呼ばれるなら
まだ救いはあるが、「変質者」は困る。
いつもTシャツと短パンだけれど、私にも
こだわりがある。よく子供を連れてくるお母さんにも
言うことだが、「直接着る肌着にポリエステルは
アカンで」と言う。Cotton(綿)か出来れば
シルク(絹)がいい。
私はめったにはかないパンツはすべてシルクにしている。

出来ることならクイチャーや祭りのときに着て
いる着物が涼しくて肌にもやさしく
たまにスーパーで売られているのを見かけるが
科学繊維で作られたものばかり。
芭蕉布で作られた着物がほしい。
車に乗るのもやめて馬に乗る。
ついでにダイビングボートもやめて、
サバニ(クリ舟)で漕いでもいいんじゃないかな。
着る物、食べる物、40年か50年ほど戻ったほうが
いいような気がする。

オバァが「生地だけ持ってくれば作ってやる」と
言ってくれているが、その生地が
なかなか手に入らないのが現状だ。


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