もたらす。漁師も恐れる「カジマーイ(風回り)
台湾近海で発生した小さな低気圧が急激に勢力を強めて
襲いかかる。その脅威は船をもひっくりかえすほどで
漁師も恐れる気象である。
昔は暦を読み、身の回りに木々や空の色、流れる雲から
天候を予測したが今は気象情報が発達しているので、
風が吹き出す時間はほぼ正確にわかる。
台湾近海で発生するので「台湾坊主」と呼ばれているが、
ここ数年、本土では「爆弾低気圧」と呼んでいるようだ。
まるで本土も亜熱帯化しているような不安を覚える。
八重山では船も風にあおられひっくり返ったそうだ。
気象予報で「注意報」が出ているのもかかわらず、
船を出してしまったのは、この気象は、風が吹く前まで、
穏やかなな天候がしばらく続くことにあるだろう。
南から北に変わる時間がある程度正確にわかるようになって、
それなら前もって北風がふいてもよい場所に行くことが
出来る。しかし帰りの風の強さを予測すれば
それはもう船長判断にまかせるしかない。
午後から大荒れの予報と聞いて出港を中止しても、
「今日は、そちらの船は出ますか?」と
電話がかかってくることもある。
限られた期間で楽しみにしてきた旅行なのだから気持ちは
よくわかるけれど、穏やかそうに見える海が急激に顔色を
かえれば、海に出た事を後悔することになる。
今年は、閏月で3月が2度ある。ゴールデンウィークも
旧暦の3月で、おそらく風が回るような日があるだろう。
空が黒くなってからでは遅い!
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