うんたま森のキジムナー

少年非行

中学生や高校生が派手な服を着たり、学校を
さぼったりしているうちに、「不良」と
呼ばれるようになる。回りの人から「不良」と呼ばれるまで、
本人は気づかないことが多いそうだ。

新聞に「少年非行」の調査結果が出ていた。
調査は沖縄少年院に在院する46人を対象に行ったもの。
沖縄で一か所の少年院に46人という少なさに驚いたが、
14歳~16歳までの少年が全体の56.6%を占めていて、
これは全国の1.5倍にあたる。

「非行名」は、ほとんどが「窃盗」で、73.9%、
これは全国の2倍以上。
家庭に関する調査では、「保護の状況」で、実母のみが
50%を占めて最も多く実父母家庭は、30.5%。
驚くことに、「保護者との関係」では、60.8%の少年が
親に対して敵対反発しており、なんと「無視状態」が37%。
親が親でないという実態。

「生活程度」では、「貧困家庭」がもっとも多く60%以上で、
これは全国の2倍以上。以前に昭和の少年犯罪白書を読んだ
ことがあるが、この数字は、
戦後から十数年後の数字に似ている。

窃盗は、癖と言われるほど、ほとんど病気のようなもの。
本土では、少年犯罪の窃盗行為は、面白半分とかスリルとか、
ついつい盗んでしまった。
このような理由が多いが貧困家庭における窃盗は、
「みんなが当たり前のように持っているのに、
俺は持っていない。」とか、「生きるために盗む」というような
理由が発生する。

子供は産まれる家庭を選ぶことは出来ない。
悲しい現実だな・・・・


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