悩まされております。西からジワジワと空を黒く染め、
突風が吹き出すと、こりゃ、どうにもならん。
27度あった気温が翌日には17度まで下がり、気温差が10度。
「これが寒の戻りの最後じゃないか」と風が回り気温が
下がるたびに言われているような気がする。
老練な漁師オジィに「いつまでこの気象は続くのか?」と
聞くと、「旧暦の3月までは注意しろ!」と言う。
しかし、今年は旧暦の3月が2回ある。
そうそう、「冬至から数えて86日目に気をつけろ」と予言
めいた事も言っていた。
どうやら昔からの言い伝えがあるらしい。
昔からの言い伝えでは、もうひとつ。
「松の木の芯がまっすぐ伸びぬうちは二月回りは終わらない」
とも言うそうだ。オジィに聞いて松の木を見に行ったけれど、
どれがまっすぐ伸びているのやら見わけがつかない。
毎日見ていればその違いもわかるのだろうけれど、そんなの
気にして見たことがない。
砂浜のカニが巣穴を海の方に向け水辺に足しげく通うように
なれば、風回りがおさまるとも言う。カニの巣穴の向き
なんてどこからどう見ても、ただのまっすぐに掘られて
いる穴にしか見えない。
自然を読み解くにはまだまだ修行が必要なようだ。
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