映画「TAR」を観てきました!
ほんとは土曜、火打山へ行くつもりだったんだけど、雨模様で、2年前のこの時期も雨で五合目撤退しているから、勇気を出して諦めました💧雨の日曜に、サンカヨウ見に二王子行こっと。で、帰宅後慌ててチケット取って公開初日に間に合いました!
面白かったです
3時間弱、すごい長かったんだけど、前半、字幕をずーっと読んでいる感じだったんだけど、なぜか、惹き込まれました。すごいオモシロイ。クラシックのライブ録音の裏側を見ているような感じ。へー、こんななんだーって思ったよ。指揮者目線のオーケストラとか、知らないもん。
でも、ところどころ不穏なカットが織り込まれていて、ん?とは思っていた。
ドイツがロケ地?だからなのか?なんだかどんよりしているし。ラテンのような明るい画は皆無。それでも、飽きずに惹き込まれたのはなぜだろう...やっぱり面白いってことなのかしら。
ケイト・ブランシェット演じる天才コンダクターの住む家が素敵なの天井高くて広くて、ピアノがどんと置いてあって、リビングの壁一面が本棚!あ、スコアが入っているんだけどね。キコの憧れなのよね、「リビングの壁一面が本棚」って❤️グランドピアノは置けないけど、赤いエレピ置けたらなお素敵😍遠い夢ですー⭐️
早速、マーラーの第五番を聴きながらコレ書いていますけど、サントラのジャケ写も良い!
ザ・グラモフォン!
キコが持っていたクラシックのレコード、実家の車庫の2階にまとめてあるんだけど、今どうなっているんだろ...💦
CDはもちろんレコードなんてもう不要よね....
思い出いっぱいなんだけど。処分しなくては。
映画の話に戻って。
後半はどんどん話が進んでいくんだけど、ベトナム?っぽいロケ地になったら、訳わかんない言葉の中に「大阪」。んー、これは外国人から見た「アジア人みんな一緒」というヤツなのでしょうか???と思ったり。
この映画たぶん、トレイラーが良すぎたのよね、あの煽りのカットが大迫力で!
そこに「衝撃の結末!」というナレーション。
キコもなんだろ!と思って、初日に行くつもりでいたのです。で、「衝撃の結末」とは?
不穏な伏線映像がほんと1カットずつちょこっとだけ入るんだけど、それと同じで、衝撃の結末もワンカットのみ!さすがに動くワンカットでしたけど。衝撃の結末っていうか、予想外の衝撃の方でしたけど...💦💦💦
え、と思ったまま終了。
エンドロール見ていたら、衝撃の結末のキャストは「MONSTER HUNTER ORCHESTRA」らしい。たぶん。
クラシックの舞台からいきなり、モンスターハンターですか?
メンタル追い詰められた結果ということ?少々乱暴な気もしないでもないですけど。
美しいケイト・ブランシェットの「怪演」は確かに怪だった。すごかった。
でもな。んー....???
それでも面白かったのです。
男性社会と言われているオーケストラ業界の中で、ベルリンフィルの常任が女性、しかも美人なレズビアン。パートナーとの間にちゃんとキッズもいて。コロナも少し描かれていて、マスクというかホテルのフロントにアクリル板あったりとか、すごい今の時代に即しているのも自然だった。
マーラーとかエルガーの世界観をご存知の方が観たら、もっと理解できたりするのかな?トップにいる人とかは追い詰められ感がわかるとか?
もっと演奏が聴けると思ったけど、あまりありません...
面白かったけど、キコから特におすすめはしません