台風11号だっけ?外は雨、風も少しあるようだ。
ブログを見たらいつの間にか前回書き込みをしてから1ヶ月が経っている。早い。
8月28日(金)に東京地方裁判所に行ってきた。
行ってきたって、別に見学や傍聴に行ったわけではない。裁判員制度とも関係なく、被告人として行ってきたのだ。どうだ、参ったか?
話せば長い事ながら・・・ってやつだけど。
一口に言えば『家賃不払い』で訴えられてるわけ。
三鷹で24、5年借りて仕事場にしている部屋の家賃だが、ここのオーナーの会社が6月1日に《不渡り》を出して社長は自己破産の申し立ての準備中とのことだ。
これが3月に『ワールドトーシ(株)』と言う会社に金を借りたらしく、その際、4月分の家賃を集めて4月21日までに払う旨の念書を入れたらしい。
ちなみに被告人は10名、私の棟は一人だが隣とその横のマンションの住人も含め3棟分の人々だ。
証拠書類として訴状に添付された『貸室賃貸借契約書』、『賃料譲渡の通知』の(少なくとも)私に関する署名捺印はした覚えがなく、誰が書いたか知らないが、明らかに偽造書類だ。
確か7月中旬に訴状が届いて、それに対する答弁書の提出期限が8月21日。初公判が28日だったのだ。
私に関する偽造書類は住所のマンション名が同一書類の中で違っていたり、名前の字も『輝』の《へん》『光』が『米』のようにも見える。
霞ヶ関で下りて東京地裁はすぐ判った。入って飛行機 に乗る前のような持ち物検査をして指定された法廷に向かった。
10分程前に指定された部屋に入ってみたらTVで見たことのあるような作りの想像よりやや狭い部屋で、傍聴人席に一人がいただけ。
すぐ係のお姉さんが来て横の机に名前を書いて始まるまで傍聴人席に座っているようにとのことだった。
そのうちに、開廷時間の10時前にはかなりの人が集まってきた。
『こんなに大勢関係者がいるのかー?』と感心していたが法服を着た裁判長他が入ってきて裁判が始まった。最初に原告側と被告側の弁護人が両側に相対した。
裁判長もそうだが弁護人もマイクを使わないので声が小さくて何を言っているのか良く判らない。
『もうチョット大きい声で喋って下さい』と言いたいところが我慢していると、双方の弁護人が元の傍聴人席に戻った。
どうやら先に行なわれたのは全然別の裁判らしかった。
次に我々が呼ばれて柵の中に入った。この日の被告は4人しか来ていなかった。
4人は裁判長席に向かって右側の椅子に座ったが椅子が一つ足りなくて何処からか急遽1脚持ってきた。
原告はワールドトーシの社長一人。年配の韓国人のような名前の人だ。
自己紹介から始まったが、裁判長は被告の他6名が来ていないのが気に入らないようだった。私は初めてだったが、どうも既に1回この裁判は行われていて、その時も集まりが悪かったらしい。裁判長から原告に対し他の6人に再度、連絡を取るように言っていた。どうやら裁判長はここの法廷で次から次へと流れ作業式に裁判があるようで早く終わりたがっていた。
裁判長の正面の演台で答弁をするのかと思っていたら横の椅子のままだった。
もう一人の被告の答弁が少しあったが、少し別のことを言おうとすると『時間がないので・・・・』てなことを言ってすぐ制止する。
『裁判長、私の答弁書は読んだの?』って思っているうちに終わってしまいそうなので、このままでは気がおさまらないと思い、手を挙げて最後にひとこと言わせて貰った『答弁書にも書いたように、提出されている私に関する証拠書類は全く身に覚えがなく、明らかに偽造書類です』と。
それには答えず他の被告に連絡をするように原告に言ってから次回の公判日が通告された。次は1.5ヶ月先の10月中旬だ。
私一人なら金額的に簡易裁判所の範疇で武蔵野市あたりで済むらしいが、被告が10人なので自動的に訴訟金額で東京地裁になるらしい。
始まる前はお昼で終わるのかと心配したが5分~10分で終わってしまった。
その後、すぐまた別の裁判が始まった。
傍聴人席にいたのは全て関係者かと思ったら大間違いだった。
『ワールドトーシ(株)』と『(株)ケイ』の問題なのに、なぜ我々が被告なんだ?
払うところがハッキリすればそこに払うのに・・・。と言うのが被告みんなの感想だ。
体よく追い出すのが目的か?と勘ぐりたくなる。
次回は東京地裁の写真でも撮ってこよう。
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