平成20年5月27日にFMICSに書いたモノです。
今読んでもおかしくないですね。
まさにこの習慣を大切にすることをお勧めしたいですな~
「肩とお腹が圧迫されて違和感があり窮屈だ。運転しづらいし、面倒くさい。」昭和60年代、車の運転者のシートベルトが義務付けられて、こんな思いをしたのは私だけではないはずです。しかし、いつの間にか習慣付けることにより、助手席のシートベルトまで気にするようになり、今では習慣の重要性をしみじみと体感しています。
6月1日から、車の後部座席のシートベルト着用を義務付ける改正道交法が施行されました。一般道の違反に処分はないが高速道路では1点減点処分が科せられます。これも習慣付きさえすれば、すぐに対応できるのでしょう。
最近、私の周りではこの習慣について考えさせられる話が続いています。
5月23日(金)に埼玉県下の私立中学校が集まり「中学校の入試を考える会」がありました。参加校の中で改革に成功した学校の発表があり、気になっていた習慣についての話がありました。
「自立心を養うためには中学の1年~2年の時期が最も重要です。そのために学校から、保護者にお願いしている点を3点挙げます。①朝は同じ時間に自分で起きられるようにしてください②必ず朝ごはんを食べさせてください③門限を決めてしっかりと守らせてください(学校は6時で終わりです)という当たり前の習慣についてです。子供が自立するためには、勉強ばかりしているだけではダメです、習慣を身につけさせなければ“自立心は養えない”」と強く語ってくれました。このとき、私も考えていたことなので「習慣がすべての始まり」だと感じました。
この「習慣」について、改めて考えると不思議な力があることに気づくはずです。 我々は朝の歯磨きから寝る前までに何個の習慣付けがあるのでしょうか。
私は朝起きると、まず始めにベット脇のテレビを点けて、洗顔、神棚の礼拝、花の水遣り、犬の朝食等々から寝るまでの間に多くの習慣をこなします。改めてこの一連の作業を振り返ると、全てが成功の連続なのです。習慣に失敗する人は少ないはずです。習慣が多くなればなるほど、成功体験を毎日数多くしていることになり、これに気づくことによりポジティブになれると確信しています。これは子ども達も同じだと思います。しかし、朝、同じ時間に起きて顔を洗って食事をして、成功の連続をしても誰も褒めてくれないのが現状です。保護者は当たり前だと思っているからでしょうが、当たり前のことを褒めてあげることに成功のタネが眠っているのではないでしょうか。
子どもは、毎日多くの成功を収めているのですから、「あなたは何でも出来る」と声を掛けてあげたいものですね。そこにポジティブシンキングが芽生え、自立心を養えると思います。我々職員も学生さんを子どもと同じ視点で見守って、当たり前のことを認めて「あなたは出来る」と声をかけたいです。
小さなお子さんがいる家庭では、お子さんを褒めまくるくらいでちょうどいいですよ。
お前はだらしない!
ダメだ!ダメだ!と親が暗示をかけるから自信のない子供たちが増えるのです。
大好きな自分の子供をしっかりと褒めましょうよ。