この「大変」に脅かされ、家庭の中で何が起きているか昨年12月20日の朝日新聞に取り上げられていました。
題名は「「おや?」娘に代わりセミナーへ、提出書類も書きました。」と書かれていました。
記事を読むと「うちの息子や娘は、内定を取れるのだろうか。
厳しい就職状況が心配で、じっとしていられなくなった親が、大学へ相談に行ったり、セミナーに参加したりするなど「就活」している。
都内の大学が開いた就職セミナー。
学生に交じり、保護者が座っていたため職員は驚いたという。
事情を聴くと、アルバイトでこられなかった娘に代わって出席したという。
手にはICレコーダー。
「帰って聞かせます」」という過保護もいいところの親の存在が載っていました。
どうやらこのような行動を「子どもの頭の上を旋回し、必要とあらば急降下してくる「ヘリコプターペアレンツ」」と呼び教育現場は悩まされているというものでした。(本当に多くなってきています。近年4月に必ずかかってくる電話があります。母親から履修の仕方が分からないので教えてほしいというものです。毎回、本人に窓口に来るように伝えます。ガーンって感じです。)
先日、ある高校の保護者の方が11名学校見学に来てくれました。
最後に保護者の方にお願いしたのは、「そろそろ自立させるために、お子さんに手をかけるのをやめていただきたい。
自分たちで「何か」を考えて行動できるような指導をしてください」と伝えました。
説明終了後、一人の保護者の方が私のところに来て、先ほどの言葉は胸に響きました。
子供たちのためを思って、ご飯もついであげて、後片付けもしてなんでもしてあげるクセがついていました子供の自立を考えるといけないとはわかりつつ、やっていた自分に気づきましたという報告でした。
(子供のためと思ってしている行為が、子供にとっては当たり前になってしまいます。ですから自分でやるようにいうと文句を言ってくる始末になります。親は子供に何かをしてあげるのではなく。手を出さずに我慢して見守ってやるほうがいいのです。)
まさに既製の道を舗装して、親が前を歩いているという姿だと思いました。(少しくらいのケガで済むのなら、躓いてケガをさせたほうが良いのです。)
他人事ではないので、戒めながら年末を迎えます。
来年は今まで以上に考えて行動することにします。(考えても、考えても尽きないことがあることに気づきました)
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