おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

五家荘を巡ってみた。

2019年11月15日 00時15分01秒 | 日記・雑記
11月1日、金曜日の夕方、
仕事が終わったその足で、とある道の駅へ向かった。
自宅に戻ることなく、そのまんま直行。
いつでも車中泊出来るだけの必需品は、
車の中に装備している。
出掛けるかも・・・と思った日の朝に、
水や食料等のチェックと補充さえ怠らなければ、完璧。
それだって今の世の中、コンビニでなんとでもなる。

ともかく、車中泊する道の駅だけを決めて出発する。



たどり着いたのは、当然のように日没後。
でもここは、
遅くまで営業している温泉施設が併設されていて、
とてもお客さんも多く、賑わっていた。
温泉施設が併設、ではなくて、
もともと人気の温泉施設が、
道の駅になったタイプだろう。
あまりのお客さんの多さに、先に食事を済ませ、
人気が少なくなってから、温泉へ。

なんとなく、温泉に入りたいな・・・というだけで、
この道の駅を選んだだけで、
翌日どこに行こうか、なんて、全く考えていなかった。

道の駅に置いてあったチラシをチェックしてみた。

※現物の紙のチラシはすでにボロボロなので、五家荘ねっとから拝借

ふむ・・・ 五家荘紅葉祭か・・・
明日は、まだイベントは始まってないから、
あまり混雑していなくて、いいかも~。
第一、五家荘なんて、足を踏み入れたことがない地。
せっかく近くまで来ているのだから、行ってみるか~!?



二本杉展望台からの眺め。
有明海側を望んでいるはずだけれど・・・???


紅葉には、まだ遠い感じだった。
ここ二本杉が、五家荘の北の入口。
ここに辿り着くまでが、
すでに国道とは名ばかりの林道。
対向車が来ないよう祈りながらの、
ひたすらクネクネ登りの走行。

二本杉からまず目指したのは、せんだん轟の滝。
二本杉から約10km。
山道(いや林道)の10kmはなかなかハード。
途中で、本当にこの道で大丈夫なのだろうか?と、
何度不安になったことか・・・
せんだん轟の滝の近くになって、
紅葉祭のノボリがチラホラ見えだし、ひと安心。

駐車場からは、滝は全く見えない。
遊歩道をかなり歩く(下る)ことになる。



やっと見えて来た。



やっぱり、紅葉にはまだ早かったみたい。



せんだん轟の滝
  落差70mを一気に下る迫力満点の滝。
  五家荘では滝のことを『轟』と呼ぶ。
  駐車場から滝壺までは遊歩道が整備され、
  その迫力を間近に感じることができる。
  日本の滝百選の一つ。   (チラシより抜粋)



虹が架かっていた。
まだ朝9時前で誰もいない。
貸し切りの滝を満喫。



次は、樅木の吊橋へ。
はぁ~、でも、ここから20kmかぁ~。
山道(いや林道)に少々ウンザリして来てたけれど、
もうここまで来てしまっている。
行くしかないだろ~!



ここも、誰もいない。

樅木の吊橋
  以前は生活のためのカズラ橋だったが、
  現在は地元の杉や栗の木を使った
  長さ72m、高さ35mの『あやとり橋』と、
  長さ59m、高さ17mの『しゃくなげ橋』の
  2つの橋からなる親子橋。   (チラシより抜粋)



上の『あやとり橋』から、
下の『しゃくなげ橋』を撮る。
紅葉が進んでいたら、さぞや美しい眺めだっただろう。



下の『しゃくなげ橋』を渡りながら、



誰もいない上の『あやとり橋』を・・・ 
と思ったのに、一人渡り始めてた。
残念!



残念と言えば・・・
今回のメチャクチャ残念写真・・・



誰だか不明。



五家荘・・・
平家の落人伝説が残る、
九州最後の秘境と呼ばれる地。
そのくらいの知識しかなかった。
あとで知ったのは、
五家荘と言うのは地名ではなく、
熊本県の山間部にある
久連子・椎原・仁田尾・葉木・樅木の5つの集落の総称。
したがって、五家荘を巡るというのは、
その離れた集落と集落とを結ぶ険しい山道を、
ひたすら走ると言うことだった!
帰宅後、ネットを見て知ったと言うお粗末さ・・・

一部整備された道路もあったけれど、
対向車とすれ違うのも容易ではないほどの、
ほぼ林道に等しいクネクネとした山道が非常に多い。
昼間もライトを点灯!の看板がうなずける。
ただ、悪路という印象がないのは、
地元の方々がいつも通っているせいかな。

紅葉祭の期間中、
その中でも観光客が多く訪れるであろう日曜日、
観光ポイントを結ぶ道路には、
一方通行の規制がかかる。
10km、20kmなんてもんじゃない、
50~70kmぐらいの区間が、一方通行になる。
そうでもしていないと、
崖下に転落する車が続出することだろう。

私が走ったのは、一方通行の規制がない土曜日。
早朝は良かったけれど、昼近くから車が増え、
大きなワンボックスカーなどと鉢合わせして、
3回ほどバックする羽目に・・・
多少混雑しても、一方通行規制のある日曜日が、
運転に自信のない方は安心かも知れない。
今年はもう、次の日曜日17日を残すのみだけど・・・