おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

お久しぶりの林道入口の蝶たち

2023年10月04日 15時05分40秒 | 虫さん

金曜日の夕方、道の駅へ向かう前に、
いつもの林道の入口へ寄ってみた。
『いつもの』と言う割には、
ずいぶんご無沙汰してた。
夏の間、全く行っていなかった。
だって・・・ 暑過ぎなんだもん。






クロヒカゲ
薄暗い所が大好きな蝶。


少し離れた場所で、
クロヒカゲが私の目の前に舞い降りた。
珍しい!
今までは、枝の上に居るクロヒカゲを、
見上げたことしかなかったので、
見下ろすのは初めてのこと。


吸水のためにやって来たみたい。


翅が少し傷んでいる。
枝の上にいたクロヒカゲとは違う子。







クロコノマチョウ
夕方になると活発に動き出すらしい。





ちょっと林道を入り込んだ場所に、
クロセセリがいた。


クロセセリは、
木漏れ日が降り注ぐ所がお気に入り。


本来九州の固有種だったけれど、
最近中国、四国地方へと、
生息圏を拡大させつつあるらしい。
 

クロヒカゲクロコノマチョウ
そしてクロセセリの黒々トリオは、
この林道では常連さん。






葉っぱの向こうから、
顔を覗かせていたのは、コミスジ


いっつも高い所にいて、
なかなか撮らせてくれない。






あまりに遠くて、
誰だろう?と思いながら撮ってたけど・・・


良く良く見ればルリタテハ
あの美しかったであろう翅が、
見る影もなくボロボロ・・・







この林道で、
ゴイシシジミと出逢ったのは初めて!


以前、仕事場近くの竹藪にいたけれど、
その竹藪も伐採されてしまい、
ここ2年ほど逢えず仕舞いだったので、
とても嬉しい。


ゴイシシジミだけで、70枚近く撮った。
でも、見られる写真は数枚だけ。
ただでさえ薄暗い所で、しかも夕方近く。
なかなかキッチリ撮れず残念。






そして、もう御一方、
思いもかけない蝶と出逢った。


コムラサキ


この蝶も、去年初めて、
自宅近所の川辺で出逢い、
今年の再会を楽しみにしていた。


なのに、たぶん彼らが卵を産み付け、
幼虫の食草になるはずだった柳の大木が、
冬の終わりにバッサリと切り倒されて、
私は大いに絶望したのだった。


下から見上げることしか出来ず、
その翅が妖しい紫色に輝くのは、
見ること叶わなかった。
また、近いうちに逢いに行こうと思う。