鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
グラウンドのネットフェンスの支柱にトビ。
どこにでもいる最も身近な猛禽類。
時々、ピーヒョロロと鳴いていた。
ご機嫌がいいのかな?
の~んびり、まった~り・・・
春を楽しんでいるように見えた。
で・・・ ふと気づくと、
また鳩たちに取り囲まれていた。
鳩たちを眺めていたら、
なにやら怪しい動きをしてるヤツが・・・
この右側の鳩。
体をだんだん膨らませて・・・
ビヨ~ンと伸びあがって・・・
お気に入りの女の子に、
アプローチをしているのだろう。
でも彼女、あまり乗り気ではないみたい。
その後も、ストーカーみたいに、
彼女にまとわりついていたけれど、
どうなったことやら・・・
上空が騒がしいので見上げたら・・・
カラスがトビを追っかけ回していた。
追われているのは、さっきのトビ?
カラスは、
トビが何にもしてなくても追い回す。
時には、集団になって執拗に追い回す。
よっぽどトビが嫌いなんだろうね。
トビがカラスを追っかけているのは、
見たことがないけどね~。
ほうほうの体で戻って来たトビ。
めちゃくちゃ怒ってたね~(笑)
「なんなんだ、アイツ!」
・・・って、思っているに違いない。
ボッサボサのイソヒヨドリがいた。
水浴びでもして来たのかな?
当然、お手入れ開始。
ちょっと逆光気味だったので、
撮影場所を移動してみた。
あんまり、変わんないかぁ~(笑)
だいぶ、シュッとなったね~。
もう、終わりかな?
・・・と、思いきや、まだまだ続く羽繕い。
あ・・・ 終わった~?
まだ・・・ か・・・(笑)
今度こそ、終わったみたいね。
かなりしつこくやってたね~。
って、それを、ず~っと撮ってる私も、
かなりしつこいか・・・(笑)
それから1時間程経った頃・・・
イソヒヨドリの女の子を見かけた。
彼女の視線の先を追ったら・・・
イソヒヨ男子!
さっき、しつこく羽繕いしていた彼か?
彼女にプロポーズするために、
身だしなみを整えていた、ってわけね。
彼女、気に入ってくれたらいいね~。
イソヒヨドリたちを眺めていたら、
カササギの声が聞こえた!
慌ててカメラを向けたけれど、
撮れた?
写ってる?
どうにか、隅っこに写っていたよ~(笑)
田起こし前の田んぼに、ツグミ。
いつ、どこで撮っても、
同じような写真になってしまうツグミ。
人一倍、いや鳥一倍臆病な鳥さんだからね~。
いっつもまわりをキョロキョロ、
右見て、左見て、上も見て・・・
警戒を怠らない用心深い鳥さん。
シロハラさんがいたけれど、
枝が邪魔だな~と思いながら撮っていた。
あ、飛んで行っちゃった~!と思ったら・・・
水際に降り立ってくれた。
どうするのかな~?
お~っ! 水飲み~!
シロハラさんの水飲みシーンは初めて見た!
何度も繰り返し、繰り返し、飲んでたよ。
このツグミ、シロハラは、
月曜日に撮ったモノ。
彼らも、北へ帰ってしまう鳥さんたち。
まだ、あの川辺にいるのだろうか?
今日は雨降りで行けないのだけれど・・・
仕事場のまわりで、
毎日聞こえていたジョウビタキの声は、
昨日、ぱったりと途絶えた。
ジョウビタキ、
とうとう旅立っちゃったのかな?
また秋に逢えますように・・・
彼らの帰る北の大地が、
穏やかでありますように・・・
お天気がいい日のお昼休みは、
ランチもそこそこに散歩をする。
散歩と言うか、20分かそこら、
仕事場のまわりを、
ちょこっとウロウロするだけ、だけど・・・
今の季節は、まず菜の花を覗きに行く。
春の黄色い花は、
虫さんたちを呼び寄せる。
セイヨウミツバチが、ブ~ン ♪
モンシロチョウを撮っていたら・・・
その後ろをちっこい蜂さんが通過。
さっきのちっこい蜂さんは、この子かな?
コハナバチか、
ヒメハナバチの一種だろうけど、
それ以上のお名前調べは難しい。
ちっちゃなハナアブ。
ミナミヒメヒラタアブだと思う。
これは、クロヒラタアブ?
フタホシヒラタアブ。
一緒にいるのは、テントウムシの幼虫。
たぶん、ナナホシテントウ。
そばには、緑色のアブラムシがいっぱい!
ソラマメヒゲナガアブラムシかな~?
ソラマメヒゲナガアブラムシは、
目が赤いらしい。
今度、もうちょっと寄って撮ってみよう。
菜の花の下の方に目をやると、
カメムシがウジャウジャいた。
ヒメナガメの、ラブラブ・カップル。
ヒメナガメだけじゃなく、
ナガメも混じっていた。
そして、この間から気になっていた、
ちっこいゾウムシ。
お名前調べてみたけれど、
サルゾウムシの一種とまでしか判らない。
去年は気にならなかったのに、
今年は大発生しちゃったのか?
アカタテハ
キタキチョウ
ムラサキシジミは、多少遠くても、
翅を広げてくれていれば、
見つけることは出来る。
でも翅を閉じてじっとしていたら、
どんなに近く、それが足元であっても、
気付かれにくい。
まるで、忍者みたいな蝶。
イタドリハムシがいた~!
捕食者たちから、
マズイと不評のテントウムシ、
その真似をしているらしい。
クサイチゴの花が咲き始めた。
この花が咲くと、
ニッポンヒゲナガハナバチがやって来る。
そして、おまけ・・・
昨日の朝、
ニッポンヒゲナガハナバチに逢えた。
先週と打って変わって、寒い朝。
出逢ったヒゲナガくんは、
この1匹だけだったけれど、
これからどんどん来てくれるだろう。
実に、楽しみ~ ♪
タヌキやら、鹿やら、
イレギュラーな面々の登場で、
通常の鳥さんや虫さんたちが滞り気味。
それなのに、更なる新たな出逢いを求めて、
あっちウロウロ、こっちウロウロ・・・
撮り溜めた、いや撮り溜まった写真、
賞味期限切れにならないうちに、
どんどんUPして行かなきゃ!と思うけれど、
これが、なかなかはかどらない。
困ったもんだ・・・
夏になったら暇になるんだけれどね~(笑)
今朝は、いつもより50分程早く家を出て、
ルンルン気分で林道の入口に向かった。
ゆっくり朝活出来る~!と・・・
なのに、たどり着いた林道の入口は霧の中。
朝陽は真っ白で、空気も冷たい。
あ~、これじゃあ虫さんたち、
まだ出て来ないな~と、少しガッカリ・・・
案の定、蝶も、蜂も、アブも、
誰一人として姿を見せない。
もう少し霧が晴れて、陽が射せば、
活動始めるのだろうけれど・・・
仕方がないので、林道を歩いてみた。
ヒンヤリを通り越して、寒い!
しばらく歩いたところで、
目の前を鹿が横切った!
この辺りに鹿がいるのは知っていたから、
そう驚くことでもない。
カメラを構えたけれど、
あっという間に林の中に消えてしまった。
林道を、更に先へ進んだら、
林の中に動くものの気配が・・・
霧でぼんやりとしていたけれど、
鹿がいるのが見えた。
さっき目の前を横切った鹿とは別のはず。
2頭連れ立っていたんだと思う。
こんなチャンスは滅多にないんだから、
「お願い、逃げないで~」と願いつつ、
少し近づいてみた。
あ、逃げちゃう!と思ったけれど・・・
えっ!? どうした?
脚に、何か絡まってる?
ジタバタするけれど、外れない。
もしかして・・・
罠にかかっているのか?
木の蔓や根っこではない、人工的なモノ・・・
間違いなく、人間の仕業。
この辺りの畑には電気柵が設置されている。
鹿が駆除の対象であることは、
ちゃんと頭では分かっている。
でも一瞬、外してやりたい!と思った。
だけど、どう考えても無理・・・
まず、そこへ近づけない。
近づけたとしても、
50kg以上はありそうな大きな鹿。
暴れられたら、ひとたまりもない。
オバサンひとりで、
どうにか出来る代物ではない。
それに、鹿の捕獲自体は、
違法なことをしているわけじゃないはず。
ごめんね、ごめんね・・・
私には、何もしてあげられない。
君たちが悪いわけじゃないのに、
ごめんね・・・
今朝の朝活は、
なんとも後味の悪いものになってしまった。