鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
先週末も車中泊。
この秋3度目で、3週連続だ。
特にこれと言った目的はなかったけれど、
今週末とその次の週末に、
予定が入っているので、
まぁ行ける時に行っとこ!ぐらいの感じ。
もう私にとって、
車中泊するのは特別なことではなく、
日常生活の延長線上にあるようなもの。
特段用意することも、物もないので、
ん~、車がどこでも別荘みたいな・・・(笑)
先週末は、その前のお月見と同じ場所、
同じような行動パターンなので、
今回の記事は、ほぼ備忘録。
道の駅へ行く前に、
いつもの林道の入口をブラブラ。
お天気は下り坂だけれど、
土曜日の日中までは持ちそうとの予報。
ずいぶん前に買っていた保存食。
賞味期限オーバー。
ずいぶん涼しくなって来たので、
鍋焼きうどんかな?と思ってたけど、
この保存食を食べちゃわなきゃね。
コンビニでは、稲荷寿司と酢モツを購入。
お稲荷さん、
ちょっと大きめだったけど1個なの。
食後のコーヒーに、甘栗をちょこっと・・・
夜は、思ったよりも冷えた。
結局、寝袋の世話になった。
でももう蚊もいないようで、
車中泊には最適な季節。
これから寒くなる一方だけれど、
そこは所詮九州。
平地ならば凍死するほどのことはない。
ポータブル電源のおかげで、
電気毛布も使えるし、
熱々のものを、
ハフハフ言いながら食べるのも、
冬ならではの楽しみ。
ただ一つ問題は、
その熱々の食べ物を作るためには、
カセットガスコンロを使用するので、
一酸化炭素中毒防止のため、
車のドアを開放して行うってこと。
今はいいけれど、真冬はつらい。
いずれは容量の大きなポタ電購入して、
電気鍋や電気ポットを使いたいな~、
と、思っている。
ま、いずれは・・・ ね。
前回と同じく、
山手の公園に移動して朝ご飯。
薄曇りでイマイチだったけれど、
空気がヒンヤリとして散策にはちょうど良い。
この駐車場脇の川辺を、
上流へ行ったり下流へ行ったりとブラブラ。
カワセミが物凄いスピードで飛ぶのを、
何度見送ったことか・・・
今回は、証拠写真すら撮れなかった。
川の上流はこの左手の方、更に続くけれど、
公園自体はこの辺でおしまい。
この辺り、アレがいそうな雰囲気だな?
と、思ってキョロキョロ。
ビンゴ!
いた、クロコノマチョウ!
それも、彼らの寝床だったのか、
4、5頭のクロコノマチョウが・・・
写真はまた改めて。
川辺に腰かけて、
鳥さんたちが姿を見せるのを待った。
(この動画は9月30日のモノ)
何かが動いた気がして、ふと横を見たら・・・
蛇さんが、ニョロニョロと・・・
ヤマカガシかな?
こっちから何かしなければ、
襲って来ることはないはず。
川辺を離れて、少し山の方へ登ってみた。
かなり前、この辺りで、
イシガケチョウを見かけたことがあった。
イヌビワの木があるたびに立ち止まる。
と・・・ 再び蠢くものの気配。
ひゃっは~!
また出逢っちゃったね。
私の気配に、フリーズしてしまった。
写真を数枚撮らせて頂いて、
2、3歩後ずさったら、
物凄い早さで藪の中に飛び込んで行った。
一日にヤマカガシ2匹と遭遇するとは・・・
冬前に活動的になっているんだろう。
ごめんね~、驚かせてしまって・・・
よく、目が点になる、とか、
思考が停止する、とか・・・
そう言うことって、
人間生きていたら、
何度かは経験するだろうけれど、
昨日の出来事が、正にソレ。
昨日夕方帰宅して、
駐車場から自宅マンション玄関へ。
数m先を行く小学生の男の子が、
玄関前で立ち止まって、
なんかポカ~ンとしている。
ん、どうした?と思いつつ、
私もその横に立ち、
目の前の光景に、へっ!?
ほんの数秒だったろうけれど、
一体何が起きているのか理解出来ず、
思考が停止してしまった。
ハッと我に返って、ここ通れないな、
通れないことはないけれど、
裏の階段から上がる方が良いだろうと、
その小学生男子にも声をかけて、
一緒に裏の階段へ向かった。
階段へ向かいながら、
あ! これは動画撮っとかないと!
言葉で説明するより、やっぱ動画よね。
小学生男子にも、
スマホ持っと~なら動画撮っとき!って・・・
そして、玄関前に戻って撮影。
玄関が、まるで滝のようになっていた!
おそらく、水道管が破損したのだろう。
上階からの水漏れでは、
ここまでひどくはならないと思う。
私たちが動画撮影した時点では、
住人は、まだ誰も出て来ていなかった。
始まったばかりだったのか?
自室に帰って、
手を洗おうとしたら、水が出ない。
ああ、これはマズイな~。
しばらくして、下に様子を見に行った。
エントランスを通っていないので、
郵便受けも覗いていなかったし。
エレベーターで1階に降り、
扉が開いたら・・・
エントランスは水浸し、
エレベーターの方へも、
水が流れ込んで来ている。
そのまま、2階にまで戻った。
あとで思うに、
エレベーターを使ったのはマズかったな。
何もなかったから良かったけれど、
流れ込んだ水で電気系統がイカレて、
閉じ込められる、なんてこともあるかも・・・
2階の階段の踊り場には、
人だかりが出来ていた。
それをかき分け、1階に降りて見たら・・・
エントランスの天井が崩落していた!
ぞ~っとした。
あの小学生男子と玄関前にいた時は、
まだ天井は、あった・・・
あの時は、
まさか天井が抜け落ちるなんて、
想像もしておらず、
ただ、濡れたくないよね~って・・・
もしもあの時、
エントランスを強行突破していたら?
小学生男子を、
裏の階段に誘っていなかったら?
どの時点で崩落したかは不明だけれど、
巻き込まれていた可能性はある。
断水は、22時頃には解消。
とりあえずの応急処置は出来たのだろう。
昨日の今日で、
まだ詳しいことは不明だけれど、
築30年近くなる古いマンションだ。
あちこち傷んでいるのは間違いない。
今回はエントランスの上だったけれど、
自室の上の配管に、
同様のことが起きないとは限らない。
考えたら恐ろしいことだけれど、
自分ではどうしようもない。
願わくば、そんなことが起きるのは、
猫たちがいなくなってからにしてほしい。
2回目の大規模修繕の話も出始めていた。
前回の大規模修繕よりも、
更なるチェックをしてもらいたいと思う。
金曜日の夕方、道の駅へ向かう前に、
いつもの林道の入口へ寄ってみた。
『いつもの』と言う割には、
ずいぶんご無沙汰してた。
夏の間、全く行っていなかった。
だって・・・ 暑過ぎなんだもん。
クロヒカゲ
薄暗い所が大好きな蝶。
少し離れた場所で、
クロヒカゲが私の目の前に舞い降りた。
珍しい!
今までは、枝の上に居るクロヒカゲを、
見上げたことしかなかったので、
見下ろすのは初めてのこと。
吸水のためにやって来たみたい。
翅が少し傷んでいる。
枝の上にいたクロヒカゲとは違う子。
クロコノマチョウ
夕方になると活発に動き出すらしい。
ちょっと林道を入り込んだ場所に、
クロセセリがいた。
クロセセリは、
木漏れ日が降り注ぐ所がお気に入り。
本来九州の固有種だったけれど、
最近中国、四国地方へと、
生息圏を拡大させつつあるらしい。
クロヒカゲ、クロコノマチョウ、
そしてクロセセリの黒々トリオは、
この林道では常連さん。
葉っぱの向こうから、
顔を覗かせていたのは、コミスジ。
いっつも高い所にいて、
なかなか撮らせてくれない。
あまりに遠くて、
誰だろう?と思いながら撮ってたけど・・・
良く良く見ればルリタテハ。
あの美しかったであろう翅が、
見る影もなくボロボロ・・・
この林道で、
ゴイシシジミと出逢ったのは初めて!
以前、仕事場近くの竹藪にいたけれど、
その竹藪も伐採されてしまい、
ここ2年ほど逢えず仕舞いだったので、
とても嬉しい。
ゴイシシジミだけで、70枚近く撮った。
でも、見られる写真は数枚だけ。
ただでさえ薄暗い所で、しかも夕方近く。
なかなかキッチリ撮れず残念。
そして、もう御一方、
思いもかけない蝶と出逢った。
コムラサキ
この蝶も、去年初めて、
自宅近所の川辺で出逢い、
今年の再会を楽しみにしていた。
なのに、たぶん彼らが卵を産み付け、
幼虫の食草になるはずだった柳の大木が、
冬の終わりにバッサリと切り倒されて、
私は大いに絶望したのだった。
下から見上げることしか出来ず、
その翅が妖しい紫色に輝くのは、
見ること叶わなかった。
また、近いうちに逢いに行こうと思う。
土曜日の朝、
車中泊していた道の駅から、
川のある山手の公園に移動。
車のリアゲート全開で、
川を眺めながら朝ご飯。
チッチ、チッチ、チチチィ~🎵と、
可愛い声が響いて来た。
2羽のキセキレイが、
川の両岸を行ったり来たり・・・
なんかとっても楽しそう。
黄色いお尻が可愛いね。
胸元の黄色が鮮やかな男子と、
淡い黄色の女の子の2羽。
6月に見かけたあの2羽だろうか?
あの時、男子が一生懸命、
女子にアピールしていたけれど・・・
仲睦まじいカップルに見えた。
この日も、
川の上を飛ぶカワセミは何度も目撃。
それも、2羽いたような・・・?
どこか、私の目の届く所に、
止まってくれないかな。
そう思いながら、歩いていたら・・・
いた~!
慌ててカメラを向け、
どうにかこうにかの証拠写真Get!
すぐに飛んで行っちゃった。
川岸の岩に腰かけて、
戻って来るかも・・・と待ってみた。
対岸の樹の枝に鳥さん。
カワセミでないことは確か。
だ~れだ?
クチバシの端が黄色いっぽい。
ヒヨドリの幼鳥かな?
枯れ樹に来たのは、ヤマガラ。
川のそばの木の実を食べるために、
降りて来てくれた。
ちゃんと色付いた実を選んでいるみたい。
結局カワセミは戻って来なかったけれど、
ここでは以前、ルリビタキにも逢ったし、
アトリの大群に遭遇した事もある。
これからの季節が楽しみだ。
先週金曜日の仕事帰り、
またまた車中泊。
その前の週、長崎へ行ったから、
2週連続の車中泊だ。
ぎりぎりまで、
どうしようか?と思っていたけれど、
お天気は上々だし、
なんと言っても、中秋の名月。
しかも満月。
自宅からでは、
月の出さえ満足に拝めなくなっている。
海から昇るお月さまを拝むのは、
時間的に無理だけれど、
あの里山の車中泊する道の駅ならば、
山から昇るお月さまは拝めるはず・・・
18時20分の夕焼け空。
この日の福岡の月の出は18時10分。
もう出ているはずだろうけれど、
山の向こうからだし、
まだ辺りは明るいし・・・
18時40分。
晩ご飯を食べながら待つことにした。
コンビニで買った稲荷寿司に、
ブロッコリーとタコのマリネ。
それと、月見団子ならぬ鶏つくね団子。
山の端が明るくなり出したのが、
18時55分頃。
18時59分、来た~!
19時3分、
やっと満月がその全身を現した。
19時4分の、中秋の名月。
次回、中秋の名月が満月に当たるのは、
7年後らしい。
7年後には、
さすがにもう仕事はしてないだろうから、
海から昇る中秋の名月、
拝みに行きたいな~。
金曜日は、
日中は30℃超えだったと思うけれど、
夜は程よい風が吹いて、涼しくなった。
運転席と助手席の窓には、
お手製の網戸をセットしているので、
防犯上危なくないギリギリまで開けて、
そのまんま寝てしまったけれど、
明け方、ちょっと肌寒くて目が覚めた。
半袖Tシャツに、
タオルケット1枚だけだったもんね。
外気温は20℃下回っていたのかも?
今後は、寒!と思った時すぐ使えるよう、
毛布も横に置いて寝なきゃね。
翌朝は早めに、
山手にある水辺の公園へ移動。
ここでいつものように、
サンドイッチで朝ご飯。
横を流れる川では、
キセキレイたちが戯れていて、
その姿を眺めながら、
サンドイッチを頬張る。
朝っぱらから、幸せな時間。
午前中いっぱい、
公園とその周辺を散策して帰宅。
帰宅後、例のクーラーボックス、
中身を残したまんま放置。
前回、チェックを怠っていたので、
改めてテスト。
金曜日の朝8時頃に入れてた、
カチコチのペットボトル。
2泊利用に耐えるか?と言うことで、
土曜日の夜8時頃に確認。
解けた水の量を量ってみたら、
300cc弱だった。
ってことは、5分の2以上凍ったまま。
今回、バラの氷も試してみた。
普通の家庭用冷蔵庫で作った氷。
今まで使っていたクーラーでは、
翌朝には全部水になっていたけれど・・・
36時間後でも、氷が残ってた。
ふむ、これならば2泊後の朝まで、
なんとか大丈夫そうね。