特定非営利活動法人くろーばーさん主催のちらし寿司イベント、無事終了しました。
今回なぜちらし寿司か、というと、
代表たむらくんとの会話の中で、
食のこと、薬膳に興味のある人がたくさんいる→ミドリカフェでなにかできないか
→薬膳のお話しならわたしできるかも!→やろやろー。
→薬膳がわかりやすい料理って何?→それは絶対ちらし寿司がいいよー!!→春っぽいし決定~!
という話で決まったわけでして、その間およそ10分。
話はトントン拍子に進んで、参加者も定員の20名集まって、今日の開催となりました。
参加者の大半は20代前半。中には学生さんもいます。
始めに薬膳のイメージを聞いてみたところ、
「苦い」、「まずい」、「中国」、「体によさそう」と、ほとんどがイマイチな反応。
そこでイメージはちょっと棚上げしといて、まずいったい薬膳てなんやねん、ってとこを、
東洋哲学の陰陽の話や五行の話からできるだけわかりやすくお話しました。
そこから食べ物の五味五性の話、季節と旬の話につなげて、
実は、昔から食べられている、当たり前の、普通の和食は、
薬膳の理論をかなえた素晴らしい食事なんだよー、ということを説明しました。
ほかにも、
どうして秋刀魚に大根おろしがついてるか、
どうして焼きナスにおろし生姜がのってるか、
どうして夏に苦いゴーヤを食べるのか、
どうして冬に味噌汁が飲みたくなるのか、
なんていう話も交え、みんなにある程度理解してもらったところで、
今日の料理、ちらし寿司がどんなに調和の取れた食材の組み合わせかをお話しして、
実際に参加者全員で作って盛り分けて、楽しいランチタイムとなりました。
薬膳のお話しを人前でするのは始めてのこと。
面白がってくれるか、興味をもってくれるか不安な部分もありましたが、
ほとんどみんなが、楽しかった、薬膳の話が面白かった、すごく良かった、と言ってくれて、
イベント後も何人かが話をしにきてくれたりで嬉しかったです☆
それにしても、ここまで興味をもってくれるとはーー!と、ちょっと意外に思いました。
私は35歳まで、とっても不摂生な食生活と酒生活を送ってきた人間なので、
若くして食の大切さに気づく参加者のみんなの姿に、じーーんと感動し、
一方でその健全さに、軽い嫉妬心も覚えました(^^;)。
今日はいろいろお話したけれど、
どうぞみなさま、理論は頭のすみっこに、確認用に置いといて、
体が自然と旬の食べ物や季節毎に必要な味を欲するような、
そんな感覚を大切にしてね。
明日からの4月を目前に、
すっかり心臓に毛が生えた、
ぶっつけ本番講師、きみのやの、今日の日記でありました。