岐阜県本巣市糸貫の弥勒寺さんにて
12月12日、日曜日に行われる予定の
「旗本大嶋雲四郎供養祭」
今年は一般公開が中止となりました。
明治維新の頃の本巣市の領主の
功績を讃えるお寺の行事でした。
最近またコロナ感染者が増えました。
今年の供養祭は、感染リスクを考えて
お寺関係者のみで行うそうです。
供養祭では大嶋雲四郎義方公への読経の後、
雲四郎さんを讃える物語、「柿の殿様」の
朗読物語をバックミュージックに合わせて
参列者の方に聴いていただいていました。
明治維新の頃、この地の領主だった殿様は、
住民に村の共有地を与えました。
住民には、領主からの土地を活用して、
子供の初等教育費を出すよう言い残して、
世を去ったという言い伝えがありました。
この話を物語にまとめ、朗読と音楽の
コラボレーションに仕上げて、
皆様に聞いていただいていました。
スタートしてから15年経ちました。
毎年少しずつ、文章と音楽を改め
最近やっと形になってきたところでした。
お寺には電子楽器を持ち込んで演奏して
いました。また一緒に、皆様のおなじみの
季節の唱歌なども演奏しておりました。
この地方は柿の名産地です。
お寺の周囲には柿畑が広がっていました。
今年の演奏は、”たき火”と”まりと殿様”
そして”供養祭スペシャル”の曲も準備。
”千の風になって”を演奏する予定でした。
多分、最近のコロナ感染の状態を見て、
今回は中止になると思っていました。
それでも供養祭は非公開で行われるので、
150年続く伝統は継続されるようです。
殿様に音楽を捧げることができないのが
今年はちょっと寂しいですね。
時間ができたら殿様の墓参りに行って
殿様の冥福を祈りたいと思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます