仲間で集まると、この季節は決まって
怖い話で盛り上がります。
これはKさん話です。
Kさんのお母さまは長い間、地元から
遠く離れた介護施設で暮らしていました。
先日、Kさんはお母さまを亡くされました。
「お盆に実家に帰った時、母の地元の
昔からのお友達がこんな話をされました。」
先日、ピンポーンと玄関のチャイムが
なったので出たら、Kさんのお母さまが
お孫さんと一緒においでになりました。
「あ~ら、お久しぶりね。いつこちらに
いらしてたの?」
「やっと、こちらに戻ってこれました。
私も故郷に帰れて、ほっとしているわ。
これからはあなたとも、ちょくちょく
お会いできるわね。」
お友達は母と会った夢を見たそうです。
夢だったのか、現実だったのか、
わからなくなるほどリアルな夢だったと
話されました。
「ところでお母さま、お元気ですか?」
「母は先日、死去いたしました。」
「え~っ!」
母は昔からの友達のところに夢で
ご挨拶に行ったようですね。
Kさんのお母さまは最後まで、
施設から早く家に戻りたいと
言ってみえたそうです。
Kさんのお母さまは、亡くなった後、
千の風になって故郷に帰ったようですね。
亡くなった方が夢で友達に会いに行く。
よくあるっちゃ、よくある話ですね。
そういえば、私も亡くなった方が
夢に出てきて、教えてもらったことが
ありました。随分昔のことになります。
ラフマニノフのピアノ曲”楽興の時”
Op16を練習していた時のことです。
お盆休み、夢でラフマニノフそっくりの
外国人の先生のレッスンを受けていました。
ラフマニノフ本人だったかもしれない。
彼は、私をじっと見つめ、顔の前に
親指を付きだして私に言いました。
「ソノオト、マチガッテマス。」
夢から覚めて、楽譜を出してみました。
指摘されたところを確認しましたが、
何回見ても、間違っていませんでした。
ふと気が付いたのですが、私の使っていた
楽譜、インターナショナル版に
ミスプリントがあったのかもしれない?
別の版の楽譜はどうなっているだろうか、
そう思ってお店に楽譜を見に行きました。
ちょうど発行されたばかりの楽譜が
ありました。その箇所を見てみると!
驚いたことに!確かに違う音でした。
すぐ楽譜を買い求めました。家に帰って
弾いてみると、こちらの版の音のほうが
より自然な感じに聞こえました。
やっぱり、ミスプリントだったかも。
それから注意してCDを聞いてみたら、
やはりこちらの版の楽譜が正しいみたい。
ラフマニノフそっくりな外国人が
夢で教えてくれたのでしょうか?
ちょっと怖くなった出来事でした。
このチラシはリトルワールドのイベントの
お知らせです。いってみたいです。
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