舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

ファウスト

2009-06-21 23:59:58 | 舞踊の営み
実に9年ぶり


客席から観るのは初めて?
9年前には出演していました。


ガレリア座による、グノー「ファウスト」全幕

ソリスト・合唱のみならず、
オーケストラ演奏、バレエ団にいたるまで
すべてアマチュアによるオペラ座という「ガレリア座」
実に21回目の公演、
新宿文化センターがほとんど満席になるという盛況ぶりです。


演奏が上手いかどうかとか、
作品の解釈がどうのとかはさておき、
この座につどう人々の意気込みが各人を生き生きと輝かせていて、
素晴らしい。

気負いすぎたり、至らなかったり、といった
ありのままの姿をさらしていくうちに、
開かれた、卓越した瞬間が何度もおとずれました。
パイプオルガンの響きと共にみなぎるパワーのラスト。
物語の内容ともあいまって、終演後には放心状態。


共同体の営みに想いを馳せるひとときでした。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さかのうえの

2009-06-21 13:09:03 | 舞踊の営み
鈴音彩子さんの主宰する
「鈴音工房」の公演。


初めて見に行きました。


雨を感じながら観る心地好さ。

はかなく、まじりけなく、あやうく進むのかと思いきや、
突如噴出するスイーツへの想いっ!
目を閉じると、まどろみに包まれ
風通しのよいカフェの物語が体感される。

前世の記憶が引き継がれていくことは、ある意味、呪いのようで
閉じていて恐ろしい。
けれど、森のテラスに踏み込んでいく時の「わくわくした気分」は、
やはり忘れていた感覚が呼び起こされるせいであって、
やさしく、懐かしく、ほっとさせるものです。


おそれと慈しみの狭間でしょうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする