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先月の話なのですが、涼しくなったのでスクーターで遠くにでかけてみようと思いました。見当をつけた行先は奈良県天川村。もう20年近く訪れていないはずです。
ずっと昔、ジムニーに乗っていたころは、何度か行者還林道(ぎょうじゃがえりりんどう)を走ったことがありますし、洞川(どろがわ)までも一度行った記憶があります。
しかし、同じ奈良県内なのに天川村は遠い。思いつきで出かけるには少々遠いというのが印象です。
下市町まではまだいいのですが、国道309号の坂をぐっと上って広橋、黒滝村を通過して、天川村。下市町広橋で、こんな景色のいい橋は以前からあったかしらんなどと、優雅に橋の真ん中にスクーターを停めて写真を撮る。そしてすぐトンネル。トンネルをいくつか超えているうちに、天川村川合。こんなに近かったっけと疑いました。橋とトンネルと走りやすい舗装路。天川村も近くなったものです。
川合から309号を走って、みたらい渓谷をちょこっとだけ歩いてみようと目論んでいたのですが、洞川方面との分岐点で警備員さんが立っていて通せん坊の様子。ではと洞川へ走ってみました。洞川は大峯山への登山口で旅館街になっています。奈良県で多くの宿泊客を収容できるのは、洞川や長谷や信貴山や吉野。奈良市などの一部の平地を除けば、大半が参詣がらみの宿ということができます。それで、宿泊施設の客室数が全国1!少ないのだそうです。話を戻して洞川温泉。ずいぶんと華やかになった気がします。パワースポットブームの影響でしょうか。山ガールなんてブームのせいでしょうか。若い人結構歩いています。とはいえ、こちらはスクーターのおじさん一人。食べてみたいものがあるでなし、買ってみたいものがあるでなし、どんどん奥へ奥へと進んでいくしかないのでした。例によって下調べのない行動ですから、道端の案内板を見てみると、この先をどんどん進んでいけば、川上村に出られるらしい。舗装路か砂利道かはわかりません。じゃ、舗装路が切れるまでは走ってみよう。車一台がやっと通れそうな、舗装された道をどんどん登っていく。道路がやや広く取ってあるところには、あちらに2台、こちらに3台と車が停めてあります。きっと、山登りの人たちがここでクルマを下りたということでしょう。山仕事のクルマではありませんし、ナンバープレートを見ても、山登り以外に考えられません。
向うからやってくるクルマもほとんどありません。この道はどこまで行けるのかな?心細くなりながらゆるりゆるりと坂道を登って行ったのでした。
洞川の写真を撮っていないことに、作業を始めてから気づきました。
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