ぶろぐのおけいこ

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紫陽花の歌(1) 長崎到着

2019-08-15 14:14:42 | PiTaPaより遠くへ

 6月のできごとを今頃記事として載せています。なにしろ仕事が遅いもので、公開できるようになるまでにはこんなに時間がかかってしまいました。季節感が合わない古い記事ですが、お許しください。


 9時前に長崎駅に到着しました。青空。すでにお日様は高く日差しがまぶしい。この町の人たちの朝はすでに始まっています。
  夜行バスの一晩は思ったよりずっと楽でした。30年近く前に一度夜行バスを経験したことがありますが、あの時の記憶よりずっと楽な気がします。独立シート、フットレストにレッグレスト。豪華ではありますが、到着までバスは夜行モードのまま。カーテンも閉じたまま、まるで荷物を大切に運ぶように私たちは運ばれます。疲労も少ないはずです。


 とはいえ、仕事に向かうためにはリフレッシュし、いでたちも整えなければなりません。お風呂に入るため、駅前から稲佐山の中腹にある、「稲佐山温泉 ホテルアマンディ」の送迎バスに乗ります。駅前ではあちらこちらの観光ホテルの名を記したマイクロバスが到着し、そのたびに何組かの観光客が降りてきます。やがて、私の乗るバスの到着。旅の荷物を抱えたまま送迎バスに乗ります。
 バスが稲佐橋を渡ったところに長崎ちゃんぽん、リンガーハットの看板。ソウルフードであるちゃんぽんを、長崎っ子がこういう全国展開のお店で食べるのかどうか疑問に思いましたが、のちに市内に何店舗もあることに気づきます。ホテルで見たテレビ番組によればリンガーハットは国内に681店舗あるらしい。本場長崎っ子にも受け入れられている味なんでしょう。そんな長崎の味を、私たちは生活圏で味わえるということは幸せなことですね。


 空気も澄んでいていい天気。露天風呂から長崎港や長崎の町を見下ろせる。温泉も眺めもよいお風呂でした。もう一時間くらい、ゆったり過ごしたいところですが、仕事に向かわなければなりません。ホテルの玄関から見上げると稲佐山頂上が見えます。気分は「長崎小夜曲」(さだまさし)。小夜曲どころかまだ午前中だけど。


 町へ下りるためのマイクロバスには、運転手さんのほかは私一人。運転手さんとの話題は、工事中の長崎駅のこと。フル規格かミニ規格かも決着がついていないのに、駅だけは工事が進んでいること。新幹線を建設しなくても、在来線の複線化が進めば時間短縮になるはずであると言います(長崎本線全体の約6割は単線)。実際、博多から長崎に向かうより、新幹線で鹿児島に行く方が30分ほど早い。長崎でも若者の流出が止まらないとのこと。みんな福岡か東京へ出てしまうらしいです。


 大波止でバスを降ろしてもらい、中島川に沿って目的地まで歩きます。ちょうどあじさいの季節、どこもかしこも、これでもかと言わんばかりの紫陽花アジサイあじさい。出島にも紫陽花。

 中島川の石橋にも紫陽花。

(つづく)


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