ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

横山展望台(1)

2021-08-05 19:32:29 | PiTaPaより遠くへ

   私の夏休み。三重県志摩市にある横山展望台に行きました。

 志摩市阿児町へ行くには、多くの人は伊勢自動車道に乗って鳥羽経由で行くだろうと思うのですが、ちょっと臍が曲がっている私のこと、度会町から県道22号で峠を越えて南伊勢町に出て、海沿いに磯部を経由して横山展望台にたどり着きました。近鉄志摩線の志摩横山駅から横山ビジターセンターまでは徒歩で30分だそうですが、駅から歩いているという様子の二人の女性を見かけました。道路にはしっかり歩道が作られていますから、そういう人がいるということも想定されているのだと思いますが、この季節に、日傘一本を相方として歩くのは過酷だと思います。

 

 先に、電車で賢島に行ったという記事を書きましたが、その下調べで横山展望台というところがあることを知りました。 途中下車をして、展望台まで歩いて行きたかったのですが、駅からビジターセンターまででも2 kmほどあるそうで、梅雨の間の蒸し暑い日にはちょっと無理かなと思って諦めていました。だから、今日のこの天気の中を歩いて行く人の勇気には頭が下がります。

  横山展望台はとても人気のあるところらしく、ビジターセンターの前には「満車」の看板。警備員の方に、「車?歩いて上がるの?」と訊ねられました。クルマで展望台の下まで上がれることを私は知りませんでしたので、「歩きます」と答えたら、直進して駐車場に入れろと言う。休憩所の奥の好きなところに停めなさいとのこと。

 クルマの温度計では気温はすでに32℃。クルマを置いて、看板を読んで、警備員さんに自分が薦められているのは、「クア(健康)の道」らしいということがわかりました。だから、「クアの道」に近い休憩所の奥を指定されたのです。気候性地形療法という自然を活用する運動療法でドイツ発祥らしい。心拍数が「160-年齢」になるように速度を調整しながら傾斜地を歩くことで持久力を強化するという方法らしい。それを多くの訪問者が歩く尾根を通る車道沿いのメインストリートではなく、この駐車場から谷間の小道を通って、横山天空カフェテラス(横山展望台)まで歩き、さらにそよ風テラスまで行って、車道沿いのメインストリートを通って帰ってくるというコースが指定されています。とりあえず指定されたコースを登ってみます。革靴でもじゅうぶん歩けるほど小道はよく手入れされています。森の中なので気温の割には涼しく感じます。シダが群生していて、昨年訪れた静岡県の宇津ノ谷峠の蔦の細道を歩いたこと思い出しました。それに好都合なのはこのコースを歩く人はほとんどいないということ。すぐ向こうにある尾根沿いはたくさんの人がにぎやかに歩いているはずなのに、話し声も聞こえない。このコースは谷間ゆえ音が届きにくい。

 心拍数計測ポイントが何か所か作ってあって、私の場合は1分間に100、つまり15秒で25回の心拍数を目指してペースを調整することになります。最初は調整していたのですが、だんだんまどろっこしくなってしまい、横山天空カフェテラスの直前には15秒で36回まで心拍数が上がってしまいました。そのころ、私より少し若いだろうと思われるカップル(夫婦なんだろうねぇ)が一組下りてきました。こんにちはと挨拶をして通り過ぎます。人々の話し声が聞こえて来て、横山天空カフェテラスに到着。テラスの裏側から出てくるので、いきなり視界が広くなって英虞湾の景色が眼に入るという演出ぶり。数あまたの観光客も風景の重要なパーツ。この「クアの道」、お薦めです。

 私は、たまたま横山展望台で知ることになったのですが、クアオルト健康ウォーキングって、最近流行らしい。「人生100年時代を支えるドイツ式健康ウォーキング」なんだそうです。リンクはこちら

(つづく)


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