与那国島、国泉泡盛合名会社が作る泡盛。正月に飲もうと思って買ったのに、どうも性根が貧乏で、大事に大事にとっておいたら封を切るのが今になってしまったという一本です。
まず、ストレートで一口。フルーティなやや甘い香り。そしてどんと体当たりされたような力強い味。水割りにしてみます。するとフルーティな感じがおこげのような香ばしさに変わります。
手頃な価格で、力強い泡盛をお好みの方には「国境の酒」、与那国の「どなん」がいいかもしれません。
この力強さ、どこかで経験したことがあるぞとこのブログを遡ってみました。与那国島の泡盛ってこういう体当たり的な味ではなかったかなと当たりをつけて自分の記事を探してみると、ありました。
舞富名 30° 1.8L 入波平酒造
味は喩えていえば野武士。愛想は振りまかないけれども存在感があるイメージです。飲みごたえあるしっかりどっしりした泡盛の味。しかも香りはほのかにフルーツかバニラのような印象。
与那国 30度 1.8L 崎元酒造所
どっしりした感じで香ばしさも感じられるように思います。
濁 25度 1.8L 入波平酒造
無濾過泡盛のようなふくよかな印象と、日本酒のにごり酒のようなフレッシュさを感じます。わずかに白濁していて泡盛らしくない、もしくは泡盛の印象を大きく変える酒です。
どうやら、過去に3銘柄飲んだことがあるようです。濁のような、少し変わったのもありましたが、もしかしたら与那国の泡盛は、どっしりとした印象の味なのかもしれないと思いました。「どなん」という言葉は、与那国をさす方言だそうです。漢字で書くと「渡難」だとか。 台湾が見えるという、渡り難い島で生まれた泡盛は力強いはずですよね。
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