ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

林道吉野槇尾線 明日香・吉野上って下って(2)

2020-08-25 19:45:11 | PiTaPaより遠くへ

 県道15号に戻り、芋ケ峠に向けて走り始めました。杉林の中、しっしりとした空気の中を走ります。涼しくて気持ちいい。雨続きだったこともあり、舗装された道路の上は流されてきた枝や葉でいっぱい。

 実はこの県道、過去に一度だけ走ったことがあるはずです。もう20年くらい前になるでしょうか。自分のクルマを修理に出したときの代車がスズキのセルボ。きれいな青のまだ新しい軽自動車。小さいのをいいことに、稲渕から吉野へ出ていつもの「裏の道」で吉野山に上り、奥千本からメインストリートを下りた記憶があります。しかし、この県道がどんな様子だったかはさっぱり覚えていません。

 栢森から吉野町側の千股に至るまで、一台だけ向こうからクルマがやってきました。日に何台の通行があるのだろうと思われるような寂しい道路ですが、なぜか消費者ローンの宣伝看板。看板の効果はあるんでしょうかねぇ。

 サミット近くまで上っていくと、なんと、先ほどの自転車の女性、今度は徒歩です。こちらが展望台で景色を眺めている間に先に進んだわけですね。自転車はどうしたのだろう?帰りはまた同じ道を戻るのだろうか。かなり達者な方です。「ウサギとカメ」を思い出しました。私がウサギですよ。

 サミットを越えれば吉野町千股。吉野町に入ると道路は広く明るい気がします。途中、道端に小さな赤い鳥居。なぁるほど、ここから谷に向けて「放水」したくなる殿方が多いということですね。私はそんなことしません。千股せせらぎ公園まで下りてきました。何組かが水遊びをしています。梅雨も明けたものね。子どもたちにとっては待望の水遊びでしょう。

 景色が開けるようになると…暑い。近鉄吉野線の上市駅の下をくぐって国道169号を西へ、吉野大橋を渡って、青根ケ峰まで駆け上がります。下千本の駐車場は日曜日だというのに、この空きよう。やはり吉野はサクラと紅葉の時期がベストシーズンなのかな。それでも蔵王堂辺りは、以前より観光客も多い気がしますし、クルマのナンバーも県外からのものが目立つように思います。中千本のバス停で例の「裏の道」に入って…ちょっと嫌なものを見た気がするのです。林道が通行止めと書かれていたような…

 気にせずに走り奥千本バス停まで到着。標高700m。ここまでくると涼しい。ここからが今日の目的の林道です。ここから五番関トンネルを越えて天川村洞川に至るのが林道吉野大峯線、吉野大峯線の途中で黒滝村に下りるのが吉野槇尾線、吉野大峯線をずっと走って五番関トンネルの手前で川上村高原に下りるのが高原洞川線です。やはり林道は通行止めと書かれています。とりあえず青根ケ峰あたりまで行ってみよう。すると、クルマが2台とバイクが1台止まっています。そのうち、1台は無線の趣味で訪れているらしい。アンテナを立て、車内からモールス信号らしい音が聞こえています。30年以上も昔、高見峠(松阪市-東吉野村)で似たようなものを見たことを思い出しました。6月に来た時よりも水蒸気が多いようで、遠くの山々はかすんでいます。

 どこが通行止めかもわかりませんが、行けるところまで行ってみよう。この前走った道を進んでみました。すると、吉野槇尾線の分岐点で通行止めの看板です。たぶん、前回Uターンした場所からほんの100mほど先の場所です。その看板では、3本の林道のうち通行できるのは黒滝村へ下りる吉野槇尾線だけ。天川村や川上村へ下りる2本は、「伐採・出材作業のため」に「7月1日から11月30日まで」通行止めだと書かれています。前回ここを走ったのが6月の中ごろ。あの時、「どこまで入れるかな?」と走っていれば、天川村でも川上村でも行けていたことになります。いつものことながら、下調べとか準備とかいう言葉に無縁な私。そのせいで、リベンジできるのは来年の春以降ということになりました。

 黒滝村に向かって林道をゆっくり下りる。舗装されているのに道路の真ん中に水たまりができていたりして、注意をしないといけません。ガードレールが不気味なへこみ方をしていて、岩でも転げ落ちてきたのだろうか、吉野杉の太いのが倒木となったんだろうかと首を傾げます。

 

(つづく)


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