亀山駅へは何度か来たことがあります。バイクでも来たことがあります。
加茂行の列車まで30分ほどあるので、この時間に切符の変更をしてもらうべく改札口へ行きました。鳥羽から1690円の切符(自販機で最高額)では柘植までしか乗れません。変更のついでに改札口から出て駅前を見渡してびっくり。駅前が工事中で、商業施設と住居が一緒になった高層ビルが建つような気配。前にここに来たときその場所は土産物屋だったような気がします。
ホームで列車を待っていて気づいたのは、このホーム(3番、4番)はやけに広いということ。今でこそコンパクトな編成しか入りませんが、もとは長大な編成の列車が到着していたのかもしれません。昔、夜行列車の到着するホームには洗面所(トイレではなく、顔を洗うところ)もありましたものね。かつて「紀伊」というブルートレインもここで方向を変えて紀伊長島に向かったはず。そんな設備がホームにあったのかもしれません。
亀山駅は電車と気動車が入り混じる駅ですが、JR西とJR東海の境目でもあります。JR各社のICカードの利用可能エリアが大きくなって、関西本線では、ついこの間(2021年3月)東海のTOICAと西のICOCAの両方が使える駅になったそうです。ところがこれらのカードは亀山駅の東西をまたがっては乗車できない(その場合には亀山でいったん改札口を通らなければならない)という張り紙が目に入りました。落ち着いて考えればこの理屈は理解できるのですが、ICカードを持っているとこんなに便利ですよと宣伝されて使っている乗客の側からすれば、不可思議な仕組みではあります。やがては解決されるんでしょうかね。
そして、その隣のポスターには三重県からのお願いとして、「生活の維持に必要な場合を除き、県境を越える移動の塾にご協力をお願いします。」すみません、私の賢島行きの行動は、生活の維持には必要のないものでした。
入ってきた加茂行のキハ120は1両きりの列車(列車というんかい?)でした。今日は2両編成に4度乗って最後は1両になってしまいました。ホームでのアイドリング音も立派なディーゼルカー。走り始めて気づいたのは、床面からエンジンの振動が伝わってくること。うるさいを通り越して豪快です。今日のディーゼルカーのうちで一番、それらしい車両でした。
(おしまい)
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