ここは中央高速道、屏風山PA。長野県に向かうところ。
少し眠いのでPAに入りました。秋の行楽シーズン、三連休の二日目。駐車場もほぼ一杯なら、何の目的か女性の長い並び。そう、トイレ待ちの列です。観光バスが到着するとこういう風景になるようです。
見慣れた風景と少し違うと思ったら、昔ながらの売店とレストランに変わって大手コンビニと、全国展開の飲食店が入っていたのでした。フードコート形式になっていて、飲食店のひとつは、はなまるうどん。もう一店はそば処吉野家、あの牛丼屋さんの系列です。
以前から、吉野家の店舗の中で、ごくわずかに蕎麦を出すお店があると聞いていました。興味はあったのですが未経験。京都の芹生へバイクで行った帰り、宇治市でそば処吉野家を見かけて、そのうち訪ねてみようと思っていました。こんなところで出会えるなんて。素通りするわけにはいきません。
十割そばだと書かれています。かけそば(380円也)を食べてみました。もりそばを選ぶべきだったかも知れません。さて、その味は。もしかしたら関西人にはあまり合わないかもという印象です。甘くて辛い色の黒いつゆ。私には旨みが足りないような気がします。体調やさまざまの要素があるかもしれません。でも憧れの、吉野家のそばを食べたぞという気持ちで満足して店を出ます。
雲ひとつない青空。暑くもなくとても気持ちがいい。あっ、そうだ。ペットボトルのお茶を買っておこうと、そのコンビニに入りました。けれどもレジ前の並びの多さに閉口して、買うのを諦めました。自販機のほうが早い。そう思って自販機を探したのですが、PAやSAならどこにでもありそうな飲料の自販機が見当たりません。コンビニを利用せよということでしょうか。
長野方面に向かっているクルマの量は結構多い。バイク野郎も多い。彼らは器用にクルマの間をすり抜けて走り去っていきます。麻績村あたりで約1時間の渋滞に遭いました。トンネル内の工事だそうです。そのほかにも交通集中によるという渋滞がいくつか。長野県は観光立県ですから、行楽シーズンの連休ともなれば渋滞も発生します。考えてみると、名古屋方面から中央道、関東方面から中央道と上信越道、北陸方面から上信越道と、高速道路だけで4つのルートがあります。これに一般道でやってくる人、電車でやってくる人、飛行機で松本空港入りする人を加えるとどれくらいの人が長野県にやってくるのだろう。そして、その人たちは今夜どこに泊まり、どこを楽しみ、何を食べるのだろう。
結局、姨捨SAでペットボトルのお茶を買い、善光寺平を眺めながら飲んだのでした。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます