ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

伏見港公園

2013-10-10 07:43:57 | PiTaPaより遠くへ

  ウッディ京北を後にして、周山街道(国道162号)を南下します。朝からここまでで100km近く走っていますから、そろそろ帰宅することも考えなればなりません。
  この道路は記録を探してみると、2000年8月に美山町(現南丹市)まで走っているはずなのですが、風景にほとんど記憶がありません。もっともその時は助手席だったと思います。
  芹生からここまでは桂川の流れに沿って下ってきました。桂川の流れはこれからずっと西に向かって園部にタッチして東に向きを変え、亀岡、保津峡を通って京都盆地に流れ込むのですが、周山街道は峠越えをして南下する形です。峠道ですから、道路は右へ左へ曲がっていて、単車乗りには楽しい道路です。京北の町よりもすれ違う単車が多いような気がします。私の前にもタンデムの250ccスクーターが一台走っています。ご夫婦のようで、年齢は私くらいでしょうか。
  笠トンネルを出たところで気温が23度。ウインドブレーカーを着たいと思うくらいの気温です。適当なところで左折して府道31号を走り、千本通を走りたいなと思っていたのですが、分岐点がどこかよくわからないまま過ぎてしまったようです。
  そうこうするうちに三尾(高雄・槇尾・栂尾)も過ぎてしまいました。先ほど周山からいっしょだったタンデムのスクーターは栂尾で駐車場に入った模様。気温は27度。京の町中に近づくにつれ、暑くなっていくようです。


  そのまま道なりに走ったら、天神川通。仁和寺から石清水まで辿ったときに歩いた風景です。勝手にスーパー歩道橋と名づけた歩道橋も見えました。葛野大路通から国道1号線に出てさらに南下。横大路の交差点で伏見港公園の案内が出ていたものですから、寄ってみる気持ちになりました。伏見港は京阪の中書島駅近くにあります。かつては、大阪から遡ってきた船がこの港で荷物の積み下ろしをし、ここから高瀬舟で木屋町あたりまで荷物が運ばれたという物流拠点だったのがこの伏見港だそうです。


  実は、ここには2007年の3月に来ています。伏見に泊まった朝、散歩にやってきていたのでした。昭和の初めには三栖閘門が作られました。水位差のある宇治川と濠川との間に船を行き来させるためです。以前に記事に書いた毛馬閘門と同じ仕組みですね。
  公園内には体育館もある総合運動公園になっているのですが、ここでも台風18号の仕業を見ることになりました。体育館の前にスクーターを停めて、テニスコートの横を通りかかったら、植木が一定の高さで白っぽい。なんだこりゃと思って注意してみると泥を被っているようです。ふと気づくとテニスコートでは公園スタッフが、ホースでテントに水をかけています。聞いてみたら、台風の仕業だと話してくれました。180cmの高さまで浸かったそうです。なるほど、先ほどそんな看板が出ていました。強風で体育館の窓でも割れたのかと勝手に思っていたのですが水没していたわけです。


  水際では釣りを楽しむ人もいました。観光用の十石舟も走っていました。伏見の酒蔵のある辺りから十石舟でやってきた観光客たちは、三栖閘門で一旦下船して休憩する仕組みになっているようです。その間に資料館を見学、また風景を陸から楽しむ時間が作ってあるのですね。閘門から宇治川の堤へ降りてみましたが、コンクリートブロックの上の泥には数cmの厚さでひびが入っています。少なくともそこまで水があったわけです。


  たまたま、自分の生活圏では台風18号の影響は少なかったわけですが、京都では嵐山付近だけでなく、広範囲に被害があったのだと、恥ずかしながら実感した次第です。

 

(つづく)


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