天保山渡船の乗り場あたりから安治川の対岸、USJ側を見やると背の高いホテル群が見えます。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのパートナーホテルです。もしも、この川がなければUSJの敷地まではせいぜい500mほどでしょうか。
この渡船は概ね30分に1本の運航です。阪神高速湾岸線の天保山大橋のほぼ真下を対岸へ渡してくれます。今回の客は、私を除けば自転車に乗った人が4名。そのうち2人は年配の夫婦らしき地元の人。あとの二人は外国人。旅行者という風体ではありません。噂ではUSJの外国人スタッフたちが自転車とこの渡船を使って通勤するという話もありますから、彼らもまたそうかも知れません。そのうちの一人は乗船前から降りるまでずっとケータイでしゃべっていました。
船から後ろを振り返って天保山を探します。見当はつくけれども山という形が見えません。5mほどの土砂でできた天保山を目印に船が行き来したという時代はどんなものであったか。
静かに右岸に到着。桜島側ではたくさんの自転車が渡船の到着を待っています。前回、この渡船の記事を書いた時には、「案内については天保山側も桜島側も不親切だという印象を持」ったと記しましたが、訂正します。他の渡船場ほど見えやすい位置に見えやすい案内があるわけではありませんが、案内がまるっきりないわけではありません。
さて、「USJへは渡船に乗って」という今回の企画は、いくつか難点があります。つまり…。
- 地下鉄中央線大阪港駅から天保山渡船の乗り場まで歩く必要があること。
- この渡船は日中ほぼ30分に一本しか運航されないこと。
- 渡船を降りても、USJのゲートまではそれなりに歩く覚悟が必要なこと。
渡船を降りて5分も歩けばUSJの敷地に着きますが、入場するには広い敷地の反対側にあるゲートまで行かなければなりません。キョリ測で測ってみると、渡船を降りてからの距離は約1.8km。ウロウロしたりキョロキョロしたりするのが好きな人にしかお勧めできません。少しでも早くUSJで楽しみたいという人は、JRでどうぞ。
一旦ゲート前まで行って、入る前に腹ごしらえをしようとうどん屋さんに入りました。うどんはやや柔らかめ。トッピングに選んだ野菜の掻揚は内側で粉がクリーミー、つまり半生でした。この店は多分2度目のはずで、前回はそんな印象はなかったのですが、今回はたまたまハズレだったのでしょう。
(つづく)
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