新しいものが生まれると「こりぁ便利」と積極的に取り入れる人とその反対の立場を取る人が生まれます。コンピュータやWebに対して前向きに捉えているつもりの私ですが、それでも不便だと思うことはよくあります。慣れの問題だと片付けることもできましょう。もっとみんなが慣れてしまえば、当たり前にデジタルと暮らして行けると。でも、そうではない何かがあるかも知れません。
筆者の主張を"はじめに"から引用します。
本書に書かれている内容はデジタル化か否かにかかわらず、現代を生きる私たち誰もが確認しておくべきことではないかと思いました。
筆者の主張を"はじめに"から引用します。
今日の日本のデジタル社会を観察すると、技術の送り手も受け手も伝え手も、構造的な問題を抱えている。(中略)これらの人々の間で必要となる情報や知識の伝達が、変化のあまりの速さに十分確保されていないために、受け手にとっての困難は深刻な段階に達している。
ではどうしたらよいのか。第5章で生きるための心構えとして6点を挙げています。
- 半分信用し、半分信用しない
- 必要な知識や情報を得て、自分を守り、他人の立場を尊重する
- 自分ですることの境界線を定める
- 利用することと利用しないことの境界線を定める
- 危険性を分散し、代替の方法を持つ
- 依存しすぎない
病院の掲示「このたび当病院は事務処理をコンピュータ化しました。手作業より時間がかかりますのでご了承ください
という具合です。面白いけれど、考えさせられるでしょ。
本書に書かれている内容はデジタル化か否かにかかわらず、現代を生きる私たち誰もが確認しておくべきことではないかと思いました。
iphoneなどでスケジュール管理するひともありますが、基本的に電子手帳はまだまだアナログ手帳にはかなわないし、時計もデジタルよりやっぱりアナログですね。
でもこの本にある心構えの6点って、デジタルとの付き合いが長くなると自然と身につく内容って感じがします(^^)
私はこのブログの原稿は直に文章を入力していません。メモ書きをノートに書き込んで、それをもとにワープロで原稿をこしらえて、それをブログの入力欄にコピーしています。残念ですが、このブログでは入力欄に直接書き込むことは私の頭脳では難しいのです。weblog=ウェブの日記にはほど遠いです。ですから発想から公開までにはどうしても時間がかかってしまうのです。