名鉄瀬戸線の森下で下車したのもたぶん私一人。
静かな住宅街を歩いて徳川園に向かいました。だいたいの見当をつけて歩いてみる。なんと徳川町という交差点があります。この一帯は遠い昔、広い広い徳川さんのお屋敷があったということでしょう。
300円の入場料を払って庭園に入ります。庭園全体に占める「水」の割合が多い。立派な鯉も優雅に水中散歩をしております。
大曽根の滝と龍門の滝のふたつ(二瀑?)の立派な滝がある。瑞龍亭という茶室の脇には鹿おどし。四睡庵には水琴窟が作られています。紅葉はすでに遅く冬枯れの時期です。楓の落ち葉はきれいに片付けられていますが、せせらぎには残っています。しかし、今年は紅葉の具合がよくないように思われる。
きれいな赤に色づいた葉がほとんど見当たりません。これは全国的な傾向かもしれませんね。もうひとつ残念なのは、私がこのお庭に入ったとほぼ同時に、日が陰りはじめたこと。名古屋は午後には雨になるという天気予報。朝はあんなに日差しがまぶしかったのに。
花はつわぶきや山茶花。入場者も少なく、静かでいいお庭です。でも、スーツケースを持ったまま入園する人たちもいて、一泊程度で名古屋に観光に来た人たちだろうと思いました。庭園の南側には徳川美術館。現在は展示物の入れ替え時期で休館中でした。一時間半ほどいましたが、出がけに入ってきたのが結婚式の前撮りのカップル。どうぞお幸せに。
(つづく)
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